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ボックスカーフのケリーはすでに廃盤?近い素材や購入方法

ボックスカーフのケリーは完全な廃盤ではありませんが、非常に入手が難しくなっています。生産数の制限や環境規制の影響により、新品を手に入れるのは困難な状況です。そのため、中古市場での流通や購入方法について知っておくことが重要になります。

本記事では、ボックスカーフのケリーが入手が難しくなった理由、現在購入できる種類や中古市場の最新動向、適切なお手入れ方法まで詳しく解説します。長く愛用できる一生物のバッグを探している方にとって、役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。

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当記事のここがポイント
  • ケリーのボックスカーフは廃盤ではないが入手困難な理由
  • 現行で購入可能なボックスカーフのケリーの種類と仕様、近い素材
  • 中古市場での流通状況と購入時のポイント
  • ボックスカーフの特徴やお手入れ方法

ボックスカーフのケリーはすでに廃盤したのか?

廃盤ではないが入手困難

ケリーボックスカーフは完全な廃盤ではありませんが、非常に入手困難な状態です。現在も製造は続いているものの、流通量が大幅に減少しており、直営店での購入はほぼ不可能に近いといえます。

ボックスカーフは、エルメスが誇る高級レザーのひとつで、美しい光沢と滑らかな質感が特徴です。しかし、環境問題への配慮や素材の希少性から、生産数が厳しく制限されるようになりました。そのため、過去に比べて市場に出回る機会が減少し、「廃盤になったのでは?」という噂が広がるようになったのです。

特に、ケリーのボックスカーフは外縫いの仕様のみが生産されており、内縫いタイプは現在製造されていません。また、カラーバリエーションも限られており、ノアール(黒)とルージュアッシュ(赤系)のみが展開されています。

そのため、新品を希望する場合は、エルメス直営店での取り扱い状況を確認するか、運よく入荷があった際に購入できるように準備しておく必要があります。一方で、中古市場では状態の良いものが見つかる可能性があり、特に近年はヴィンテージアイテムとしての人気も高まっています。

ケリーのボックスカーフは廃盤ではないものの、手に入れるハードルが非常に高くなっているのが現状です。購入を検討している場合は、中古市場の活用も視野に入れると良いでしょう。

ボックスカーフが希少になった理由

ケリー ボックスカーフ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
ケリー ボックスカーフ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
ケリー ボックスカーフ

ボックスカーフが希少になったのは、原皮の入手困難と先ほども少し触れましたが環境規制の影響、さらにエルメスの生産戦略が関係しています。

まず、ボックスカーフの素材となる仔牛の原皮は、特定の条件を満たしたものしか使用されません。エルメスは品質基準が非常に厳しく、傷がなく、きめ細かい肌理を持つ原皮のみを厳選しています。しかし、近年はそのような原皮の確保が難しくなっており、生産量が減少しているわけです。

さらに、環境規制の強化も影響しています。ボックスカーフはクロム鞣しという加工方法で仕上げられますが、これには化学薬品が使用されるため、環境負荷が高いとされています。特にヨーロッパでは、環境保護の観点から製造工程に制限がかかるようになり、結果として生産数が大幅に減少しています。

また、エルメスはブランド価値を維持するために、希少性を戦略的に高めています。特にボックスカーフは、かつては一般的な素材でしたが、現在は「特別な素材」としての位置付けになっており、一部の顧客にのみ提供される形になっています。そのため、通常のラインナップにはほとんど登場せず、入手難易度が上がっているのです。

このように、原皮の希少性、環境規制、ブランド戦略の三つの要因が重なり、ボックスカーフはかつてよりも市場で見かけることが少なくなっています。現在は、限定的なカラーや仕様でのみ生産されているため、新品を手に入れるのは極めて難しく、中古市場での取引が中心となっています。

ボックスカーフのケリーのお手入れ方法

ボックスカーフのケリーを長く美しく保つためには、適切なケアが欠かせません。特に、傷がつきやすく乾燥しやすい素材のため、日常的な注意が必要です。

まず、使用後は柔らかい乾いた布で軽く拭き、表面の汚れやホコリを取り除きます。ボックスカーフは光沢が特徴の素材ですが、指紋や皮脂が付着しやすいため、こまめな拭き取りが重要です。

保管する際は、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い場所に置くことが理想的です。特に湿気がこもる環境では革が傷みやすくなるため、乾燥剤を入れた布製の保存袋に入れて保管すると良いでしょう。箱に入れる場合は、空気の流れを妨げないよう、定期的に取り出して状態を確認することをおすすめします。

また、ボックスカーフは水に弱いため、雨の日の使用は避けるのが無難です。万が一濡れてしまった場合は、乾いた布で優しく水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させます。ドライヤーや直射日光で急速に乾かすと革が硬化し、劣化の原因となるため注意が必要です。

ひび割れ、傷ができた場合

ボックスカーフのケリーにひび割れや傷ができた場合、自分で修復しようとせず、専門のメンテナンスを受けることが最も適切な対処法です。特に、エルメス直営店では磨きや補修のサービスを提供しており、熟練の職人が最適な方法で修理を行います。

ボックスカーフは光沢が美しい反面、表面が滑らかで傷が目立ちやすい特徴があります。軽いスレや小さな傷であれば、柔らかい布で優しく磨くことで多少は目立たなくなることもあります。しかし、無理に擦ったり、自己流でクリームやオイルを塗ると、革の質感が変わってしまい、かえって状態が悪化することがあります。

ひび割れが生じた場合は、革が乾燥している可能性が高いため、できるだけ早くメンテナンスに出すのが理想です。革が完全に割れてしまうと修復が難しくなるため、定期的なケアを行い、ひび割れが進行しないように注意しましょう。また、乾燥を防ぐために適度な湿度を保ち、保管環境にも気を配ることが大切です。

長年使用したことで傷が増えた場合でも、プロによる研磨やリペアで美しい状態に戻すことが可能です。エルメスの公式メンテナンスでは、専用の技術を用いてリペアを行うため、元の光沢感を保ったまま補修することができます。


エルメスのメンテナンスと修理
エルメスのメンテナンスと修理
出典:Hermès

ボックスカーフのケリーに傷やひび割れができた場合は、自己判断で対処せず、できるだけ早く専門のメンテナンスを受けることが重要です。大切に扱いながらも、必要に応じて適切なケアを施すことで、長く愛用することができます。

ボックスカーフの経年変化の特徴

ケリー ボックスカーフ ショルダーストラップ写真
ケリー ボックスカーフ ショルダーストラップ写真
ケリー ボックスカーフ

ボックスカーフは、使い込むほどに独特の光沢が増し、より深みのある美しさを楽しめる革素材です。新品の状態では硬さを感じることがありますが、使用するうちに徐々に柔らかくなり、持ち主の手に馴染んでいきます。特に、表面の艶は使い込むほどに増し、ヴィンテージアイテムのような魅力が際立つのが特徴です。

一方で、ボックスカーフは表面が滑らかなため、小さな傷が付きやすく、スレが目立ちやすいという特性があります。しかし、適切にメンテナンスを行えば、それらの傷は革の自然な風合いとして馴染んでいくため、経年変化を楽しむことができます。また、定期的に柔らかい布で磨くことで、より美しい艶を保つことが可能です。

ボックスカーフは時間とともに柔らかくなり、深みのある艶が増すことで、唯一無二の風合いへと変化していきます。その変化を楽しみながら、大切に扱うことで、長年愛用できる魅力的な素材です。

革の表面にできるシワ模様は「水シボ」

ボックスカーフの特徴的な表面のシワ模様は「水シボ」と呼ばれます。これは革の加工時に生じる繊細なシワであり、一方向に流れるような美しい模様を形成しています。

水シボは、ボックスカーフの上品な光沢と相まって、高級感を引き立てる要素の一つです。また、このシワは使い込むほどに馴染み、さらに滑らかで艶やかな風合いへと変化していきます。そのため、新品の状態よりも、適度に使い込んだボックスカーフのほうが、美しい光沢を放つことが多いのです。

ただし、水シボがあることで、表面のスレや傷が目立ちやすくなる場合があります。特に摩擦が多い部分では、シボが薄くなり、艶が変化することもあります。そのため、定期的なケアを行いながら、エルメスの公式メンテナンスを利用することで、美しい経年変化を楽しむことができます。

ボックスカーフと他のエルメス素材の違い

ケリー ボックスカーフ 刻印(スタンプ、型押し)写真
ケリー ボックスカーフ 刻印(スタンプ、型押し)写真
ケリー ボックスカーフ

ボックスカーフは、エルメスの中でも特に光沢が美しい高級レザーで、他の素材と比べて滑らかでエレガントな印象を持ちます。表面に型押し加工がされていないため、均一で繊細な艶があり、洗練された雰囲気を演出できるのが特徴です。

一方、エルメスにはボックスカーフ以外にもさまざまな素材があり、それぞれに異なる魅力があります。例えば、トゴはシボ(凹凸)があり、傷が目立ちにくく耐久性に優れた素材です。使うほどに柔らかくなり、バッグの形がやや崩れやすくなる傾向がありますが、その分、カジュアルな印象を与えることができます。

エプソンは型押しが施されており、ハリのある質感が特徴です。型崩れしにくく、耐水性にも優れているため、扱いやすい素材といえます。ボックスカーフと比べると光沢は控えめで、シャープな印象のバッグに仕上がります。

また、トリヨンクレマンスはトゴよりもさらに柔らかく、ふんわりとした質感が特徴です。バッグのフォルムが崩れやすいですが、その柔らかさが魅力となり、優雅でナチュラルな風合いを楽しめます。

ボックスカーフはエレガントでフォーマルな雰囲気を持つ一方で、傷がつきやすいというデメリットもあります。他の素材と比べてメンテナンスが必要ですが、その分、美しい経年変化を楽しめる特別なレザーです。自分のライフスタイルや好みに合わせて、最適な素材を選ぶことが大切です。

ボックスカーフに近い素材とは?

ボックスカーフに近い素材として、「タデラクト」と「ヴォースイフト」があります。どちらも表面が滑らかで、美しい光沢を持つ点が共通しており、フォーマルな印象を与える素材です。しかし、それぞれに特徴があるため、用途や好みによって選び分けることが大切です。

タデラクトは、ボックスカーフと同じくガラス加工が施されており、均一で艶のある表面が特徴です。違いとしては、ボックスカーフよりもわずかに柔らかく、使用を重ねることでしっとりとした風合いに変化していきます。傷がつきにくいわけではありませんが、ボックスカーフと比べると浅い傷であれば馴染みやすく、メンテナンスもしやすいとされています。ただし、水分には弱いため、雨の日の使用や湿気の多い場所での保管には注意が必要です。

ヴォースイフトは、タデラクトよりもさらに柔らかく、しなやかな手触りが特徴の素材です。ボックスカーフのような上品な見た目を持ちつつも、発色が良く、カラーバリエーションが豊富に展開されています。そのため、クラシックな印象のボックスカーフに比べ、カジュアルなスタイルにも合わせやすいのが魅力です。一方で、柔らかい分、型崩れしやすい傾向があるため、バッグの形を保ちたい場合は慎重に扱う必要があります。

ボックスカーフのケリーがどうしても欲しい場合

ボックスカーフのケリーの中古市場での流通状況

ケリー ボックスカーフ ハンドル(n向き)写真
ケリー ボックスカーフ ハンドル(n向き)写真
ケリー ボックスカーフ

ボックスカーフのケリーは中古市場で一定数流通していますが、状態の良いものや人気のカラーはすぐに売れてしまう傾向があります。特に、近年のヴィンテージブームの影響で、ボックスカーフのバッグは高い需要があり、希少価値がさらに高まっています。

中古市場では、ブラック(ノアール)やルージュアッシュのような定番カラーが特に人気で、高額で取引されることが多いです。また、過去に生産されたネイビーやブラウンなどのカラーも流通しており、これらは現在の新品市場にはないため、ヴィンテージ品として注目されています。

ケリーの状態によって価格は大きく異なります。使用感が少なく、美品ランクに分類されるものは高値がつきやすく、ほぼ未使用に近いものはプレミア価格になることもあります。一方で、経年によるスレや小傷があるものは比較的手頃な価格で購入できる可能性があります。特に、内縫いタイプのボックスカーフのケリーは現在新しく生産されていないため、中古市場でのみ入手が可能です。

また、ボックスカーフは滑らかな光沢が特徴のため、傷が目立ちやすい素材です。そのため、中古品を購入する際は、表面の状態をしっかり確認し、写真や詳細情報をよくチェックすることが大切です。

これからケリーのボックスカーフを購入するなら?

ケリー ボックスカーフ ハンドル(U向き)写真
ケリー ボックスカーフ ハンドル(U向き)写真
ケリー ボックスカーフ

ケリーのボックスカーフを購入するなら、新品を狙う場合はエルメス直営店での取り扱いを確認し、中古品を検討する場合は信頼できる販売店を利用するのが最も安全な方法です。特にボックスカーフは流通量が限られているため、購入方法を慎重に選ぶことが大切です。

新品を希望する場合、エルメス直営店に在庫があることは非常に稀です。店舗によっては年に数点しか入荷しないため、入手するには担当の販売員と良好な関係を築き、こまめに入荷状況を確認する必要があります。特に、大規模な店舗やフラッグシップストアでは、ごくわずかですが取り扱いがある可能性があります。

一方で、中古市場では一定数流通しており、状態の良いものを探すことが可能です。特に、ボックスカーフのケリーはヴィンテージアイテムとしても人気があり、過去のカラーや仕様のモデルを見つけることができるのが魅力です。

価格面では、新品よりも中古品のほうが比較的手に入れやすいですが、美品や人気カラーはプレミア価格になることもあります。そのため、複数の販売店を比較し、相場を把握したうえで購入するのがおすすめです。また、エルメスのバッグは市場価格が変動しやすいため、タイミングを見極めることも重要です。

ケリーのボックスカーフを購入するには、直営店での入手の難しさを理解し、中古市場も視野に入れることが大切です。長く愛用できるバッグだからこそ、購入時には慎重に選び、自分にとって最適な方法で手に入れるのが良いでしょう。

まとめ:ケリーのボックスカーフは完全な廃盤ではない

記事のポイントのまとめです。

  • ケリーボックスカーフは完全な廃盤ではないが、入手困難な状態
  • 製造は続いているが、生産数が厳しく制限されている
  • 外縫いのみが製造され、内縫いモデルは現在作られていない
  • カラーはノアール(黒)とルージュアッシュ(赤系)のみ
  • 環境規制の強化により生産工程に制約がある
  • 高品質な原皮の確保が難しくなっている
  • エルメスのブランド戦略により希少性が高められている
  • 直営店での販売は非常に限られており、一般購入は困難
  • 年に数点程度、大規模店舗に入荷することがある
  • 中古市場では一定数流通しており、状態の良いものは高額取引される
  • ヴィンテージ人気の高まりでボックスカーフの需要が上昇
  • 傷やスレが目立ちやすいため、購入時には状態の確認が必須
  • ひび割れや劣化が起きた場合は専門のメンテナンスが推奨される
  • 経年変化により光沢が増し、使い込むほど美しくなる
  • どうしても入手したい場合は、中古市場を活用するのが現実的