ボリード
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ボリードは人気ない?世界初のファスナーバッグで100年以上愛される

    ボリードを肩にかけて二子玉を歩いている女性

    エルメスのボリードについて、「あまり人気がないのでは?」と気になって調べている方も多いのではないでしょうか。

    確かに、ボリードはケリーやバーキンのような“エルメスの顔”とも言えるバッグに比べると、目立った存在ではないかもしれません。

    しかし、それは本当に「人気がない」という意味なのでしょうか。

    この記事では、ボリードの歴史や特徴、人気がないと言われる背景、実際の評価や購入者の声、サイズ・色選びのポイント、さらには廃盤の真相や中古購入のメリットまで、幅広く解説いたします。

    ちなみに、エルメスはここ最近頻繁に値上げをしており、あなたがボリード(廃盤)、ボリード1923などを紹介してもらえる頃には、とんでもない価格または廃盤になっているかもしれません。

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    当記事のここがポイント
    • ボリードが「人気ない」と言われる理由と実際の評価
    • ボリードとボリード1923の違いと特徴
    • 後悔しないための色・サイズ・素材選びのコツ
    • 中古での購入が有利な理由とメリット

    エルメスのボリードは人気がない?歴史と真相

    ボリードの歴史

    ボリード 右底写真
    ボリード 右底写真
    ボリード

    エルメスの「ボリード (Bolide)」は1923年に誕生した、世界で初めてファスナーを採用した伝説的なバッグ。

    ボリード(廃盤) の写真 <10枚>

    当時エルメス社長だったエミール=モーリス・エルメスがカナダ訪問中に馬車用カバーの留め具として使われていたジッパーを目にし、荷物が飛び出さないようバッグの開口部にファスナーを付けることを思いついたのが開発のきっかけとされています。

    誕生当初ボリードは自動車メーカーのブガッティから着想を得て「ブガッティバッグ」と呼ばれ、旅行鞄として大きな注目を集めました。

    バッグ前面の楕円形の革パッチ(通称「マカロン」)は、当時旅行バッグに付けられていたネームタグをデザインに取り込んだディテール。

    発売当初は旅行用が主な用途でしたが、現在では日常使いやビジネスバッグとして愛用する人も多く、100年以上経った今でも色褪せない魅力を放っています。

    特徴と他バッグとの違い

    ボリード 1923 右底写真
    ボリード 1923 右底写真
    ボリード 1923

    ボリード最大の特徴は、やはりファスナー開閉による機能性と丸みを帯びた優美なフォルムの両立にあります。

    バーキンやケリーなどエルメスのアイコンバッグと比べると、ボリードはシンプルで実用的なデザイン。

    例えばケリーがエレガントで格式高い雰囲気、バーキンが大きくカジュアルな存在感を持つのに対し、ボリードは控えめで上品な佇まいとなっています。

    実際「ボリードは見た目の美しさではケリーに、カジュアルさではバーキンに、可愛らしさではリンディに劣る」といった声もありますが、これは裏を返せばボリードは場面を選ばず使える万能選手とも言えます。

    ファスナーでしっかり閉まるため防犯性も高く、物の出し入れがしやすい点はケリー(フラップ開閉式)より優れていますし、付属のショルダーストラップを使えばバーキンにはできない斜め掛け・肩掛けも可能。

    また、バーキンやケリーが一目でエルメスと分かる華やかさを持つのに対し、ボリードはロゴを前面に出さない控えめなデザインなので、ブランドを強調せず日常使いしやすいという利点もあります。

    エルメスファン以外の人からはエルメスと気付かれないこともあり、「ひっそりエルメスを日常使いできるバッグ」と評する声もあります。

    実際、入学式や卒業式など派手なバッグを避けたいシーンでもボリードなら上品で控えめな印象を与えられるため重宝します。

    このようにボリードは他のエルメスバッグと比べて実用性と控えめなエレガンスを兼ね備えており、長きにわたり幅広い世代の女性に愛されているのです。

    ボリードが人気ないと言われる理由の実態と真相

    実際にはバーキンやケリーと肩を並べるほど人気

    バーキン ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    バーキン ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    バーキン

    確かに、ボリードはバーキンやケリーのように常に入手困難でプレミア価格が付くタイプの「熱狂的人気アイテム」ではありません。

    バーキン の写真 <9枚>

    エルメス直営店でも比較的入手しやすかった時期があり、そのことが「他に比べて人気が低いのでは?」というイメージにつながった可能性があります。

    しかし実際には、ボリードは日本国内ではバーキンやケリーと肩を並べるほど人気上位のバッグでした。

    むしろ世界的に見た販売動向とのギャップがあり、エルメスは2022年に従来型ボリード(マカロン付き)を生産終了としています。

    これは「国内では人気だったがグローバルではそうでもなかったのかもしれない」と推測する声もあります。

    つまり「人気がない」というより地域によって評価が異なった結果とも言えるでしょう。

    また、「エルメスのボリードだと知らなかった頃に見ても心がときめかなかった」という声があるように、ボリードのデザインは一見控えめで派手さがないため、ファッションに敏感な人でも最初は魅力に気づきにくい場合があります。

    ケリーやバーキンは有名すぎるほどの存在感がありステータスシンボルとされていますが、ボリードはロゴや派手な金具が前面に出ない分「地味」「おとなしい」と感じられることもあります。

    しかし、それこそがボリードの良さでもあります。

    シンプルゆえに飽きが来にくく、洋服を選ばず寄り添ってくれる永遠のベーシックバッグなのです。

    実際にエルメス愛好家の間ではボリードを「隠れた名品」と評価する声も多く、その根強い人気は生産終了後も色褪せていません。

    2022年にマカロン付きボリードの生産が止まった後も、中古市場でボリードを探す人は後を絶たず、在庫希少な状態が続いています。

    これは「人気がない」のではなく「一部の人にとってはむしろ手放せないほど魅力的」という真相を物語っています。

    もちろん、人によってデザインの好みは分かれます。

    先述のように「ケリーほどエレガントではない」「バーキンほど存在感がない」「リンディほど可愛くない」と感じる方もいるでしょう。

    実際、ボリード1923(後述します)のシンプルすぎる見た目に対して「エルメスっぽさが消えてヴィトンのアルマみたい」という声も一部で聞かれます。

    ボリードとボリード1923の違い

    項目ボリード(旧モデル)ボリード1923
    誕生・デザイン起源1923年に誕生したオリジナルモデル1923年モデルの復刻・再解釈として登場
    フロントのマカロン(楕円パッチ)あり(ブランド象徴のデザイン)なし(よりシンプルでミニマルな見た目)
    ステッチデザイン外周のパイピング縫製ありパイピング縫製なし(スッキリした印象)
    開口部の仕様ファスナー開口部はやや狭めファスナー開口部がより広くなり開けやすい
    内装・ポケット数少なめポケットが増え、より実用的
    ハンドルの長さやや長め若干短くなり、ショルダー使用時の安定感アップ
    展開サイズ27 / 31 / 35 / 45 などミニ / 25 / 30 / 45 など
    現行での取り扱い2022年に廃盤現在エルメスの正規ラインとして販売中
    デザインの印象クラシカルでエルメスらしい雰囲気モダンで控えめな上品さ、より洗練された印象
    中古市場での入手可(特に人気カラー・サイズは希少)可(ただし店舗やオンラインでは品薄気味)

    しかしそれは裏を返せば「他ブランドでも通用する普遍的なデザイン美」を備えている証でもあります。

    ルイヴィトンのアルマも1920年代にココ・シャネルの依頼で作られた歴史あるバッグですが、ボリードはそれより先に誕生した元祖・曲線ハンドバッグ。

    つまりボリードのデザインは決して二番煎じでも陳腐でもなく、100年近く愛されてきたオリジナルなのです。

    世間一般の注目度やSNS映えといった観点では地味に映るかもしれませんが、持つ人のセンスやライフスタイルにしっくりと馴染む奥ゆかしい魅力がボリードにはあります。

    総じて、「ボリードは人気がない」というのは一面的な見方に過ぎず、その実態は派手さこそないものの高く安定した人気を保ち続けていると言えます。

    実際、専門家からも「ボリードはバーキンやケリーと肩を並べるほど人気の高いバッグの一つです」と太鼓判が押されています。

    流行に左右されないタイムレスなデザインと実用性で愛されるボリードは、エルメスの中でも隠れた定番として今なお多くのファンに支持されているのです。

    ボリードのよくある後悔・懸念点(重さ、色選び、ツイリーなど)

    ボリード 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ボリード 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ボリード

    ボリードの購入を検討する中で、「買った後に後悔しないだろうか…?」と不安になるポイントもあるでしょう。

    ここではよく聞かれる懸念点とその真相について解説します。

    重さの問題

    ボリードはサイズや素材によって重量が異なります。

    一般的な31サイズのボリード(トリヨンクレマンスレザー)で、付属品込みの重量は約868gにもなります。

    中に荷物を入れると1kgを超え、「実際持ち歩くと重いなと感じます」との声もあります。

    特に革が厚く柔らかいクレマンスやトゴ素材は重量が出やすい傾向で、一方エプソン素材は軽量。

    そのため「大きめサイズ+重い革」の組み合わせだとズシリとくるかもしれません。

    とはいえ、同等サイズのバーキン30と比べればボリードの方が若干軽めという意見もありました。

    また、ボリードにはショルダーストラップが付属するため、重い荷物でも肩掛けできる分、常に手で提げるバーキン35などより負担が緩和されます。

    重さに敏感な方はボリード27など小さめサイズを選ぶ、もしくはエプソンレザー製を選ぶといった工夫でだいぶ軽減できます。

    実際、「エプソン製のボリード27は軽くて使いやすい」という声も多いです。

    逆に「容量重視で35サイズにしたら思ったより重くて出番が少ない」というケースもありますので、自分の体格や用途に見合ったサイズ選びが大切。

    重さに関して後悔しないためには、購入前にショップで実際に手に持ってみて感触を確かめるのがおすすめです。

    色選びの悩み

    エルメスの魅力のひとつにカラーバリエーションの豊富さがありますが、ボリードも例外ではなく実に多彩なカラーが存在します。

    定番色から季節限定色まであるため「どの色にしようか」と嬉しい悩みが尽きないでしょう。

    一方で「無難すぎる色を選んで地味になりすぎないか」「派手色を選んで飽きてしまわないか」といった不安も出るかもしれません。

    結論から言えば、ボリードに関しては後悔しにくい鉄板カラーが存在します。

    特に人気が高いのはベージュ系のエトゥープ(Etoupe)。

    グレージュとも言える落ち着いた中間色で、どんなコーディネートにも合わせやすくボリードの上品さを引き立ててくれます。

    エトゥープはそのままシンプルに持っても洗練されていますし、淡い色合いのツイリーを巻いてアレンジしてもしっくりなじむ万能選手。

    次いで定番のノワール(黒)も「やはり外せない人気色」です。

    とりわけ黒×ゴールド金具の組み合わせはエレガントでありながらカジュアルにも持てると評判で、丈夫なエプソン素材との相性も良く一番人気とのデータもあります。

    そのほか、日本人の肌になじむゴールド(明るい茶系)やエタン(グレー系)も人気。

    エタンはエトゥープよりグレー寄りの落ち着いた色で、ビビッドなカラーのツイリーを巻いても映えるためお洒落上級者にも好まれます。

    可愛らしさを求めるならアルジルという柔らかなグレージュカラーも人気で、優しい印象が持てます。

    一方、「人とかぶらない色がいい」という方にはブルーブライトン(鮮やかな青)やライム(黄緑)などのアクセントカラーもあります。

    明るいブルー系は夏のリゾートやデートに爽やかさを演出してくれますし、ライムのようなビタミンカラーはシンプルな服装の差し色にピッタリ。

    ただし、こうした鮮やかな色は「手持ちの服と合わせにくくて結局使わなくなった」と後悔する可能性もゼロではありません。

    もしボリードが初めてのエルメスバッグという場合は、まずはエトゥープや黒といった定番色を選び、ツイリーやチャームで変化を付ける方法がおすすめです。

    それでも物足りなく感じたら、2個目以降で冒険カラーに挑戦する方が失敗が少ないでしょう。

    なお、ボリードの場合人気色=リセールバリュー(売却時価値)も高めです。

    仮に色選びで迷っても、エルメスの定番色であれば後で色変更したくなった際に下取りに出しやすい利点もあります(※この点は後述する中古市場の項で触れます)。

    自分の直感とライフスタイルに照らし合わせて、「これならずっと使いたい」と思える一色を選んでください。

    革素材の選択と耐久性

    ボリードには様々なレザー素材が存在し、それぞれ手触りや耐久性が異なります。

    一般的にトリヨンクレマンスやトゴは柔らかくしっとりした質感で傷が目立ちにくく日常使い向きですが、その分重たく型崩れもしやすい傾向。

    一方、エプソン(型押し革)は軽量で型崩れしにくく、雨にも比較的強いので扱いやすい反面、摩擦に弱く角擦れが起きると修復が難しいという弱点があります。

    実際に「エプソンのボリードを買ったが角が擦れてしまうと磨きでも治らないと後で知り、スイフト(滑らかな子牛革)にすれば良かったと後悔している」という声もありました。

    スイフトレザーは傷がついてもアフターケアで比較的目立たなくできると言われますが、その分表面に傷がつきやすいデリケートさも持ちます。

    つまり、どの素材にも長所短所があるということです。

    後悔しないためには、自分の使用頻度や好みに応じて素材を選ぶことが重要。

    普段使いでガシガシ使いたいなら多少重くても丈夫なトゴやクレマンス、軽さ優先ならエプソン、大人しい傷なら味になるボックスカーフやスイフト、といった具合に検討しましょう。

    エルメスの革はどれも品質が高いので「絶対これがダメ」ということはありませんが、「こんなはずじゃなかった…」とならないよう素材特性も把握しておくと安心です。

    ツイリー(ハンドルスカーフ)の是非

    ボリードに限らず、エルメスのバッグオーナーの間では持ち手に「ツイリー」という細長いスカーフを巻くカスタマイズが定番となっています。

    ツイリーを巻く目的は元々、ハンドルの汚れや劣化を防ぐためでしたが、最近ではバッグのアクセサリー感覚でオシャレに巻く人が増えています。

    その一方で、「ハンドルにツイリーを巻くなんてダサいのでは?」という意見もネット上で散見されます。

    確かに、一部では「汚したくない感が前面に出ていてカッコ悪い」といった声もあるようです。

    しかし、この「ダサいかどうか」については完全に個人の感覚によるものといえます。

    実際、都心部でもツイリーを巻いている人は多く、おしゃれ上級者ほど自分なりのツイリーコーディネートを楽しんでいます。

    エルメスのツイリーは柄も色彩も豊富で、シンプルなボリードに自分だけの個性をプラスするアイテムとして人気。

    巻き方ひとつで印象が変わりますし、季節や気分で付け替えれば同じバッグでも違う雰囲気を味わえます。

    要は持ち主本人が楽しめるかどうかが大切で、「ダサいと思うから巻かない」という選択ももちろんOKですし、「ハンドルを綺麗に保ちたいし可愛くアレンジしたいから巻く」も大いにアリ。

    ツイリーを巻かずに素のまま使っていてハンドルが痛んでしまった…という話もありますので、実用面ではむしろ巻いた方が長く綺麗に使えるメリットもあります。

    もし見た目の好みで迷う場合は、片方のハンドルだけ巻いてみる、細めのリボン風に巻いてみる等、自分なりにアレンジしてみるのも良いでしょう。

    「ツイリーを巻かないとエルメス好きじゃない」なんてルールは全くありませんので、自分の美意識に従って決めて大丈夫。

    ツイリー1本で随分気分転換になりますから、購入後に物足りなさを感じたら後から追加しても遅くありません。

    要はボリードというキャンバスを、自分色にアレンジする自由を楽しむかどうかです。

    以上のように、ボリード購入にまつわる典型的な懸念点を挙げましたが、どれも事前に理解しておけば大きな後悔にはつながらないポイントばかりです。

    もし「思っていたのと違う…」ということがあっても、ボリードは中古市場で常に需要があるため買った後に後悔しても比較的リセールしやすいバッグ。

    極端な話、使ってみて合わなければ手放すことも視野に入れられるので、その点でもあまり神経質になりすぎずに検討して良いでしょう。

    とはいえ、多くのユーザーにとってボリードは「買ってよかった」と満足度の高いバッグですので、過度に心配せずその魅力を楽しんでいただきたいと思います。

    ボリードが廃盤!?マカロン(楕円形パッチ)がなくなる噂について

    ボリードのマカロン(楕円形パッチ)

    近年、ボリードに関して「廃盤になったらしい」「マカロン(楕円形パッチ)が無くなる?」といった噂が飛び交いました。

    これは事実に基づく話ですので、現状を整理してみましょう。

    まず、エルメスは2022年をもって従来型のボリード(正面に楕円形パッチが付いたモデル)の生産を終了しています。

    この正面パッチ付きのボリードは通称「マカロンボリード」とも呼ばれ、エルメスを代表する定番バッグでしたが、2022年秋冬コレクションから公式には姿を消しました。

    つまり現在、エルメス直営店や公式オンラインで従来デザインのボリードを新品購入することはできず、店頭在庫も皆無に近い状況。

    このニュースに接して「お気に入りのマカロンちゃん(ボリード)が消滅してしまう…」と嘆くファンも少なくありません。

    実際、マカロン付きボリードは生産終了=廃盤となりました。

    では後継となるモデルは何かというと、現在エルメスで継続展開されているのは「ボリード1923」と呼ばれる新しいデザインのボリード。

    ボリード1923は、その名が示す通りボリード誕生年の「1923年」に着目してデザインされたモデルで、オリジナルの精神を受け継ぎつつ現代風にミニマル化されています。

    最大の違いはマカロンパッチが無いことです。

    フロントに楕円タグがないぶん非常にシンプルなルックスで、外周のステッチ(かつてのパイピングのような縫い目)も廃し、ボリード本来の丸みを際立たせたデザインになっています。

    また、細かな改良点としてファスナー開口部が従来より広く開くようになり物の出し入れがしやすく、内ポケットの数が増えています。

    ハンドルも若干短めで、ショルダーストラップで斜め掛けしたときに体にフィットしやすい形状に変わっています。

    一言でいえば、より実用性に振ったアップデートモデルがボリード1923です。

    このボリード1923の登場に伴い、従来のマカロン付きボリード27や31などが「廃止されるのではないか」という噂が実は以前からありました。

    事実、エルメスは商品ラインナップの整理を進めており、大容量の旅行バッグライン「ボリードリラックス」も生産終了としています。

    最終的に定番として残ったのがボリード1923のみという形になり、マカロンボリードは公式カタログから姿を消しました。

    こうした経緯から「ボリード27は廃止?」「マカロンなくなるって本当?」という情報がSNS等で拡散されたわけです。

    では、マカロン付きボリードはもう手に入らないのか?と言うと、新品では難しいものの中古市場ではまだ入手可能。

    2022年以前に製造された在庫や中古品が流通しており、特に日本国内では一定数のマカロンボリードが売買されています。

    生産終了の報を受けて希少性が上がったことで中古相場が上昇した面はありますが、お目当ての色・サイズに出会える可能性はゼロではありません。

    むしろ「新品で買えないなら中古で探そう」という流れができており、後述するように中古購入にはメリットもあります。

    一方、新モデルのボリード1923については「エルメスっぽさが消えて寂しい」という声もあれば、「シンプルで使いやすい」「ブランド色が薄いから学校行事などにも最適」と評価する声もあります。

    確かにマカロンが無い分パッと見は地味ですが、その分「知る人ぞ知る渋いエルメス」として日常に溶け込みます。

    例えば、「バーキンやケリーだと目立ちすぎる場でも、ボリード1923なら品良く馴染む」という利点が指摘されています。

    また、1923には25サイズやミニサイズも展開されており(後述のサイズ展開参照)、昨今のミニバッグブームにも合致して人気。

    実際、ボリード1923ミニは発売以来かなりの品薄状態が続いているようです。

    まとめると、「ボリード廃盤」はマカロン付き旧型モデルが生産終了になったという意味では真実ですが、ボリードというバッグ自体がエルメスから消えたわけではありません。

    現在は改良版のボリード1923が公式ラインナップとして継続しており、形やサイズは少し変われどボリードの魅力は受け継がれています。

    とはいえ「どうしてもマカロン付きが良い」というファンにとっては公式では買えなくなったのは残念なニュースでした。

    幸い、エルメスは過去に一度廃盤にしたモデルを復刻させた例もありますので、いつかマカロンボリードが再登場する可能性もゼロとは言い切れません。

    現状では希少な存在となったマカロン付きボリードですが、中古市場を上手に活用して手に入れるか、新しいボリード1923に目を向けるか、選択肢は残されています。

    噂に惑わされることなく、ご自身の好みに合ったボリードを見つけていただければと思います。

    人気色や選ばれるサイズ傾向

    エルメスのボリードはサイズ展開が豊富なことも魅力のひとつです。

    過去から現在まで様々なサイズが作られてきましたが、ここでは特に人気の高いサイズと選び方の傾向についてご紹介します。

    サイズ

    現在主流のサイズはおおまかにボリード27(ミニ)、ボリード31(ミディアム)、ボリード35(ラージ)の3種類に分けられます。

    それぞれの特徴を見てみましょう。

    ボリード 27

    ボリード27

    横幅27cm×高さ20cm前後の小ぶりなサイズで、長財布やポーチ、スマートフォンなど必需品が収まるコンパクトバッグ。

    昨今のミニバッグブームもあり、とても人気が高まっています。

    デートやちょっとしたお出かけにちょうど良く、可愛らしいコロンとしたフォルムが魅力。

    肩掛けすれば両手が空くためアクティブに動け、荷物が多い日はトートバッグと併用してサブバッグ的に使うこともできます。

    「小さいけれど見た目以上に入る」「可愛さと上品さを兼ね備えている」と評価されることが多く、特に若い世代や小柄な女性にも人気。

    ただしA5サイズの手帳やタブレットがギリギリ程度で、書類などは折らないと入らないため収納力より見た目重視のサイズと言えます。

    価格は新品で約100万円前後(エプソン素材の場合)とエルメスの中では比較的手が届きやすい設定です。

    ボリード 31

    ボリード31

    横幅31cm×高さ23cm前後のスタンダードなサイズで、ボリードの代表格。

    日常使いから通勤まで幅広く対応でき、書類やタブレットも収納可能なため「最も実用的で汎用性が高いサイズ」と言われます。

    31サイズはハンドバッグとしてのバランスが良く、身長160cm前後の女性が持っても大きすぎず小さすぎず収まりが良いです。

    容量に余裕があるため、つい荷物を入れすぎると重くなりがちですが、その点は前述のとおりストラップでカバーできます。

    ボリード31は働く女性からの支持も厚く、色次第でフォーマルにもカジュアルにも振れる万能型。

    たとえば黒のボリード31はスーツにも合いビジネスシーンでも活躍しますし、明るいエトゥープやゴールドなら週末のカジュアルにもマッチします。

    中古市場でも玉数が多く、初めてのボリードならまず31を選ぶという方も多い定番サイズ。

    その人気ゆえに中古価格もやや高めに推移していますが、それでもケリーやバーキンに比べれば手頃で、比較的状態の良い中古品が見つけやすいサイズでもあります。

    ボリード 35

    ボリード35

    横幅35cm×高さ26cm前後の大型サイズで、旅行や出張、たっぷり荷物を入れたい方向けです。

    もともとボリードは旅行鞄起源ということもあり、35以上のサイズには本領発揮の収納力があります。

    1泊程度の旅行荷物なら十分収まる容量で、実際に機内持ち込みバッグとして愛用するマダムも多く見られます。

    サイズ感としては男性が持っても様になる大きさで、ビジネスバッグ代わりに使う方もいらっしゃいます。

    ただし、やはり中身を入れると重量はかなりのものになりますので、日常的なハンドバッグというよりは用途を絞って活用するサイズと言えるでしょう。

    身長の低い女性にはややアンバランスに見えることもあるため、自分の体とのバランスも考慮して選ぶ必要があります。

    なお、ボリードにはさらに大きな旅行バッグサイズ(ボリード45やボリード47など)も存在しましたが、こちらは現在「ボリードリラックス」として一部展開があったものの既に生産終了となっています。

    したがって一般的なハンドバッグ用途としては、上記の27・31・35が中心となります。

    以上が主なサイズですが、2023年現在展開中のボリード1923シリーズでは若干サイズ表記が異なります。

    ボリード1923はミニ(18cm幅)・25・30・45の4サイズ構成で、従来の27が25に置き換わった形。

    ただ実寸はさほど変わらず、ボリード1923の25は従来27に近いサイズ感、ボリード1923の30は従来31に近いサイズ感と考えて差し支えありません。

    ミニはさらに小さく、お財布やスマホを入れて身軽に出かけるための極小バッグとして人気。

    いずれにせよ、自分のライフスタイルに合ったサイズを選べるのはボリードの強みであり、「使い勝手とファッション性のベストバランス」を探してみてください。

    人気色の傾向

    前述の色選びの項でも触れましたが、ここでは特に人気の高い色をいくつか挙げてみましょう。

    エトゥープ

    ボリードエトゥープ

    不動の人気No.1カラーです。

    上品なグレージュで季節や服装を選ばず活躍し、「とりあえずエトゥープを選べば間違いない」とまで言われます。

    ボリードの丸みのあるフォルムとも相性が良く、カジュアルにもエレガントにもしやすい万能色。

    エルメスを代表する定番色の一つで、中古市場でも常に需要があります。

    ノワール(黒)

    ボリード35

    言わずと知れた黒。

    どんなバッグでも定番ですが、ボリードの黒は特に人気があります。

    白いステッチとのコントラストが効いたデザインは引き締まって見え、フォーマルにもカジュアルにもマッチします。

    金具色はゴールドならよりクラシックに、シルバーならモダンに、と印象が変えられるのも楽しいポイント。

    初めてのエルメスで不安な方にも黒はおすすめできます。

    ゴールド

    ボリード27

    明るめの黄茶系カラーで、エルメスらしい高級感と温かみを併せ持ちます。

    エトゥープと並ぶクラシックカラーで、使い込むほど味が出るのも魅力。

    ボリードのゴールドは女性らしさとカジュアルさが程良くミックスされた雰囲気で、日本でも長年人気があります。

    ゴールド系の革はエルメス好きから「一生モノの色」と称されるほど飽きにくく、洋服にも合わせやすいでしょう。

    グレー系(エタンなど)

    ボリードエタン

    シックなグレー系カラーも人気上昇中。

    特にエタンは「ボリードでは珍しいグレー」として注目され、大人っぽい雰囲気が魅力。

    エトゥープより青味のあるグレーで、鮮やかなツイリーとのコーディネートも楽しめます。

    モノトーンファッションやクールなスタイルが好みの方にはエタンがおすすめです。

    ブルー系・その他のカラー

    ボリードブルー

    ボリードは発色の美しいブルー系カラーのバリエーションも豊富。

    中でもブルージーンやブルーブライトンといった明るい水色〜鮮やかな青は、持つだけで爽やかなアクセントになります。

    夏場のコーディネートやリゾートに映えるため、一部で高い人気です。

    また、ローズ系(ピンク)やルージュ系(赤)など女性らしい色味を選ぶ方もいます。

    ボリードレッド

    ライムやオレンジといったビタミンカラーは個性派ですが、差し色としておしゃれ上級者に支持されています。

    ただこれら派手色は中古市場で出会う機会が少なく、人と違う色を探すなら根気が必要かもしれません。

    以上のように、ボリードはカラー選びでも自分らしさを表現できるバッグ。

    定番色でまとめてツイリーやチャームで遊ぶも良し、思い切ってお気に入りのカラーで主張するも良し。

    どの色を選んでもエルメスならではの上品さは損なわれませんし、気分や季節でストールやバッグアクセサリーを組み合わせれば表情を変えられます。

    色選びに迷ったときは、上述の人気色を一つの参考にしつつ、自分の直感と相談してみてください。

    「この色のボリードだからこそ持ちたい」と思える一品に出会えれば、きっと長く大切にしたくなる相棒となってくれるでしょう。

    ボリードを中古で購入するメリット3つ

    ボリード ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
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    ボリード

    最後に、エルメスのボリードを中古(セカンドハンド)で購入することのメリットについてお話しします。

    その際、新品にこだわらず中古という選択肢も是非検討してみてください。

    むしろボリードに関しては中古購入をおすすめしたい理由がいくつもあります。

    メリット1:新品入手が困難なため、中古が現実的な入手ルートである

    前述の通り、エルメス直営店では従来型ボリードの新品販売は終了しており、現行のボリード1923も非常に入手が難しい状況。

    ボリード 1923 の写真 <10枚>

    エルメスの店舗でバーキンやケリーを入手するのが難しいのと同様、ボリード1923も在庫僅少で「出会えたらラッキー」なバッグとなっています。

    その点、中古市場であればカラーやサイズの選択肢が広がり、自分の希望に近いボリードに巡り合える可能性が高まります。

    新品にこだわらないのであれば、中古を探す方が早道でしょう。

    特にマカロン付き旧ボリードを手に入れたい場合、中古以外に方法はありません。

    生産終了後もボリードの人気自体は続いているため、探すタイミングによっては希少カラーなどは早々に売れてしまうこともありますが、それでも諦めず継続的にチェックすることでチャンスは巡ってきます。

    要するに「欲しいボリードがあるなら中古市場を活用しない手はない」ということです。

    メリット2:価格面で新品より手頃になる場合が多い

    エルメスのバッグは中古でも値崩れしにくいとはいえ、それでも新品定価より安く買えるケースが多々あります。

    ボリードの場合、状態や人気色かどうかで差はありますが、おおむね新品価格の7~8割程度で良品が見つかることも珍しくありません。

    例えば参考までに、ボリード31エトゥープ(定価約120~130万円台)の中古美品が90~100万円前後で売られている、といった具合。

    中には「生産終了で希少価値が上がった」として定価以上のプレミア価格が付く出物もありますが、よほどレアな色素材でない限り過度な高騰はしていません。

    したがって中古なら予算内で憧れのボリードを手に入れられる可能性が高まります。

    新品同様のコンディション品を割安で購入できれば、その分ツイリーやバッグチャームなど付属品に予算を回す余裕も生まれます。

    特に「初めてのエルメスでボリードを試してみたい」という場合、高額な新品を買って合わなかった時のダメージを考えると、中古で賢く手に入れるのは理にかなった選択肢です。

    メリット3:コンディションを選べる&すぐ手に入る

    中古と聞くと「人が使った物は抵抗がある…」という方もいるかもしれませんが、エルメスの中古市場には新品同様品や未使用品も多く流通しています。

    いわゆる「新古品」と呼ばれるような一度も使われていないバッグが出品されることも珍しくなく、多少のプレミアは付くものの新品同然の品を即入手できるメリットは大きいです。

    また、多少使用感があっても構わない方ならさらに安価な良品を選ぶこともできます。

    多少のスレや傷は自分で使っていればいずれ付くものですから、割り切ってしまえばお得に購入できます。

    さらに中古なら購入後すぐ手元に届くのも利点。

    エルメス直営店でボリードを探すとなると、店頭に出会うまで何ヶ月もパトロールしたり担当に声をかけ続けたりと労力がかかる可能性があります。

    それに比べ、中古販売店の在庫から選べば通販で即購入もできますし、実店舗でも在庫があればその場で持ち帰れます。

    時間と労力を節約できる点でも中古購入は優れています。

    まとめ:ボリードは人気ない?実はとても人気

    ボリード 正面写真
    ボリード 正面写真
    ボリード

    記事のポイントのまとめです。

    • ボリードは世界初のファスナー付きバッグとして1923年に誕生した
    • 派手さはないが実用性とエレガンスを兼ね備えた名品である
    • ロゴを前面に出さない控えめなデザインが日常使いしやすい
    • 防犯性が高く、開け閉めがスムーズで機能性にも優れる
    • マカロン付き旧型ボリードは2022年に廃盤となり希少性が増している
    • シンプルすぎる見た目が一部で「地味」と誤解されがち
    • 日本ではケリーやバーキンと並ぶ人気があるバッグとされてきた
    • 現行のボリード1923はマカロンなしでよりミニマルな印象
    • ボリード1923はミニマルながら収納力や開口部が改善されている
    • エトゥープやノワールなど定番カラーは特に高評価
    • サイズ展開が豊富でライフスタイルに合ったモデルを選べる
    • 革素材によって重さや耐久性が異なるため選択に個性が出せる
    • ツイリーの有無で見た目や使い心地を自由にカスタマイズ可能
    • 中古市場での流通が豊富で、状態や価格の選択肢が広がる
    • 入手難・廃盤モデルの入手機会として中古購入が現実的かつおすすめ

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