ボリード
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エルメスのボリード(マカロン)はなぜ廃盤に?理由と手に入れる方法

    ボリードとボリード1923

    「エルメスのボリードが欲しいけれど、あの可愛い丸いチャームが付いたタイプはもう無いの?」

    「マカロンタイプのボリードって廃盤になったって聞いたけど、どうして?」

    そんな疑問をお持ちではないでしょうか。

    エルメスの中でも、上品さと実用性を兼ね備え、多くの女性を魅了してきたボリード。

    特に、ファスナープルに付いた丸いレザータグ、通称「マカロン」は、その愛らしいデザインで人気を集めていました。

    しかし、現在のボリード1923にはこのマカロンが付いていません。

    この記事では、なぜボリードのマカロンが廃盤になったのか、その背景や理由を探りつつ、ボリードの魅力、そして今、マカロン付きのボリードを手に入れる方法について、詳しく解説していきます。

    ちなみに、エルメスはここ最近頻繁に値上げをしており、あなたがボリード(廃盤)、ボリード1923などを紹介してもらえる頃には、とんでもない価格または廃盤になっているかもしれません。

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    当記事のここがポイント
    • マカロン付きボリードが廃盤になった理由
    • ボリード1923とのデザインの違い
    • マカロン付きボリードの入手方法
    • ボリードの現在の人気や評価

    ボリード(マカロン)はなぜ廃盤になったか解説

    まず知りたい:「マカロンボリード」とは?

    ボリード 背面写真
    ボリード 背面写真
    ボリード

    そもそも「マカロンボリード」とは、どのようなものを指すのでしょうか。

    ボリード(廃盤) の写真 <10枚>

    エルメスのボリードは、1923年に世界で初めてファスナー付きのバッグとして誕生した、歴史あるモデル。

    その洗練されたフォルムと、開口部が大きく開くことによる使いやすさから、長年にわたり愛され続けています。

    「マカロン」とは、このボリードのファスナー部分に付けられていた、円形の革製チャーム(引き手)の愛称です。

    正式名称ではありませんが、その形がお菓子のマカロンに似ていることから、エルメスファンの間で自然と呼ばれるようになりました。

    本体と同じ素材で作られたこのマカロンは、バッグ全体のデザインに統一感を与えつつ、さりげない可愛らしさをプラスするアクセントとして親しまれてきました。

    ジッパーを開閉するたびに揺れるマカロンは、ボリードならではのチャームポイントだったと言えるでしょう。

    なぜボリードのマカロンは廃盤になったのか?

    ボリード ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    ボリード ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    ボリード

    では、なぜあの可愛らしいマカロンは姿を消してしまったのでしょうか。

    エルメスから公式な理由は発表されていませんが、いくつかの理由が考えられます。

    デザインの変遷と「ボリード1923」の登場

    最も有力な理由として考えられるのが、デザインのアップデートと、新しいモデル「ボリード1923」の登場です。

    ボリード 1923 の写真 <10枚>

    エルメスは、伝統を守りながらも常に進化を続けるブランド。

    時代に合わせて、デザインを少しずつ変化させることがあります。

    2018年頃に登場した「ボリード1923」は、オリジナルのボリードのデザインをよりシンプルかつモダンに再解釈したモデル。

    このボリード1923には、最初からマカロンが付いていませんでした。

    ハンドル付け根のデザインも異なり、全体的にすっきりとした印象を与えます。

    この新しいボリード1923の登場に合わせて、従来のボリードのデザインも見直され、より洗練されたシンプルなデザインへと移行する流れの中で、マカロンが廃止されたのではないか、と推測されています。

    言ってしまえば、コレクション全体のデザインの方向性を統一する意図があったのかもしれません。

    製造工程の効率化

    マカロンは、小さいながらも本体と同じ革を使用し、丁寧な手仕事で作られています。

    これを廃止することで、製造工程がわずかに簡略化され、効率が上がる可能性も考えられます。

    もちろん、エルメスが品質を犠牲にして効率だけを追求するとは考えにくいですが、デザイン変更の一因になった可能性は否定できません。

    デザインのシンプル化への潮流

    近年のファッショントレンドとして、よりミニマルでシンプルなデザインが好まれる傾向があります。

    マカロンのような装飾的な要素をなくし、よりクリーンなデザインにすることで、現代の美意識にマッチさせようとしたのかもしれません。

    これらの理由から、ボリードのマカロンは廃盤になったと考えられます。

    それは決して「人気がなかった」からではありません。

    むしろ、多くのファンに惜しまれながらの変更だったと言えるでしょう。

    ボリードは「人気ない」「おばさん向け」は本当?

    ボリード 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ボリード 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ボリード

    時折、ボリードについて「人気がないのでは?」「少し年齢層が高めの方向け(おばさん向け)のデザイン?」といった声を聞くことがあります。

    これは本当なのでしょうか。

    結論から言うと、そのようなことはありません。

    1. 人気について

    ボリードは、バーキンやケリーと並ぶエルメスのアイコンバッグの一つであり、その人気は依然として非常に高いです。

    バーキン の写真 <9枚>

    特に、その上品なデザインと実用性の高さから、流行に左右されず長く愛用できるバッグとして、幅広い層から支持されています。

    マカロンが廃盤になったことで、かえってマカロン付きのボリードの希少価値が高まり、中古市場では状態の良いものに対する需要が高まっている側面もあります。

    これが「人気がない」ということの反証と言えるでしょう。

    2. 年齢層について

    「おばさん向け」というイメージは、おそらくそのクラシックで落ち着いたデザインからくるものかもしれません。

    しかし、ボリードのデザインは、流行に流されない普遍的な美しさを持っています。

    丸みを帯びた優しいフォルムは、持つ人にエレガントで柔らかな印象を与えます。

    シンプルなデザインゆえに、合わせる服装を選ばず、カジュアルなスタイルからフォーマルな装いまで、幅広く対応できるのが魅力です。

    実際に、若い世代のファッション感度の高い人々が、コーディネートにボリードを取り入れている例も多く見られます。

    サイズや色、素材の選び方次第で、様々な年代の方が自分らしく持つことができる、タイムレスなバッグなのです。

    むしろ、その上品さは、年齢を重ねるごとに魅力が増していくとも言えるかもしれません。

    このように考えると、「人気がない」「おばさん向け」というのは、一部のイメージや誤解に基づいたものであり、実際のボリードの魅力や評価とは異なると言えます。

    マカロンの代わりに台頭?「ボリード1923」とは

    前述の通り、ボリードのマカロン廃盤の背景には「ボリード1923」の登場が影響していると考えられます。

    では、このボリード1923とはどのようなバッグなのでしょうか。

    ボリード1923は、初代ボリードが誕生した年「1923」を冠したモデルです。

    オリジナルのボリードと比較すると、以下のような特徴があります。

    • マカロンがない:ファスナープルはシンプルな形状です。
    • ハンドルの付け根:より直線的で、すっきりとしたデザインになっています。
    • ショルダーストラップ:当初のモデルには付属していないものもありましたが、現在では付属しているタイプが主流です。(サイズや仕様によります)
    • 全体のフォルム:オリジナルに比べて、ややカチッとした、シャープな印象を与えるデザインです。

    このように、ボリード1923は、オリジナルのボリードのエレガンスを受け継ぎつつ、よりモダンでミニマルな美しさを追求したモデルと言えます。

    どちらが良いかは完全に好みの問題であり、それぞれに異なる魅力があります。

    マカロン付きのクラシックな雰囲気が好きな方もいれば、ボリード1923のシャープさが好きという方もいるでしょう。

    「マカロンボリード」の復活はある?

    ボリード ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ボリード ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ボリード

    「将来的にもう一度、マカロン付きのボリードが復活することはないの?」

    そう期待する声も聞かれます。

    これについては、残念ながら「可能性は低い」と言わざるを得ません。

    エルメスは、一度変更したデザインを、特別な限定復刻などを除いて、元に戻すことは稀。

    ブランドとして常に前進し、新しいデザインを生み出していく姿勢を持っているためです。

    もちろん、将来的に何らかの形で限定版として登場する可能性がゼロとは言い切れませんが、定番ラインナップとしてマカロンが復活することは、現時点では考えにくいでしょう。

    だからこそ、今存在するマカロン付きのボリードは、非常に貴重な存在となっているのです。

    憧れの「マカロンボリード」を手に入れるには?

    ボリード ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ボリード ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ボリード

    「やっぱり、あの可愛いマカロン付きのボリードが欲しい!」

    そう強く願う方も多いはずです。

    新品での入手が困難となった今、マカロンボリードを手に入れるための最も現実的な方法は、「信頼できる中古品・ヴィンテージ品を取り扱うお店を利用する」ことです。

    近年、質の高いブランド品を専門に扱う中古販売店やオンラインプラットフォームが増えています。

    このようなお店を利用することには、いくつかのメリットがあります。

    • メリット1:廃盤モデルに出会える最大のメリットは、現在ブティックでは手に入らないマカロン付きのボリードを見つけられる可能性があることです。過去に製造された様々な色、素材、サイズのボリードが流通しているため、選択肢が広がります。
    • メリット2:状態の良いものが見つかる可能性エルメスのバッグは、その品質の高さから、大切に扱われていることが多く、中古品であっても非常に状態の良いものが見つかることがあります。前の所有者が丁寧に使っていたものや、ほとんど使用されずに保管されていたものなど、掘り出し物に出会えるかもしれません。
    • メリット3:希少な色や素材に出会えるブティックではなかなか出会えないような、限定色や珍しい素材のボリードが見つかることも、中古市場の魅力の一つです。

    一方で、中古品を購入する際には、注意すべき点もあります。

    • 注意点1:信頼できるお店を選ぶ最も重要なのは、偽物や状態の悪いものを避けるために、信頼できる販売実績のあるお店を選ぶことです。専門知識を持った鑑定士が在籍しているか、返品保証があるかなどを確認しましょう。長年の実績がある専門店や、評判の良いオンラインストアなどをリサーチすることが大切です。
    • 注意点2:商品の状態をよく確認する写真や説明文を注意深く確認し、バッグの状態(角擦れ、ハンドルの状態、内部の汚れ、ファスナーの動きなど)を把握しましょう。気になる点があれば、購入前に必ず問い合わせることが重要です。
    • 注意点3:価格の比較検討同じモデルや状態であっても、お店によって価格設定は異なります。複数の店舗を比較検討し、相場感を把握することも大切です。ただし、安すぎるものには注意が必要です。

    これらの点に注意しながら、信頼できるお店で探せば、きっとあなたのお眼鏡にかなう素敵なマカロンボリードに出会えるはずです。

    まとめ:マカロンタイプのボリードはなぜ廃盤に?理由やポイント

    ボリード メイン収納部写真
    ボリード メイン収納部写真
    ボリード

    記事のポイントのまとめです。

    • ボリードのマカロンは現在新品では付属していない
    • マカロンとはボリードのファスナープルに付いた丸い革製チャームの愛称
    • 2018年頃に登場した「ボリード1923」ではマカロンが廃止されている
    • デザインの統一・簡素化の流れの中でマカロンは廃止されたと考えられる
    • ボリード1923はより直線的でモダンな印象を持つデザイン
    • エルメスは常に進化を重視しデザイン変更を行っている
    • マカロンの廃止により製造工程の簡略化も見込まれた可能性がある
    • ミニマル志向のファッショントレンドが影響していると考えられる
    • マカロンボリードの廃盤は人気の低下が理由ではない
    • ボリードは依然としてエルメスの代表的なアイコンバッグのひとつ
    • ボリードのシンプルな美しさは年齢を問わず支持されている
    • 中古市場ではマカロン付きモデルの希少性が高まり人気が再燃している
    • 若年層のファッショニスタにもボリードは広く受け入れられている
    • マカロン付きボリードの復活は限定以外では可能性が低い
    • 購入を希望する場合は信頼できる中古品取扱店の活用が現実的な手段である

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