エルメスのかごバッグは、籐(ラタン)や柳(ウィッカー)と、高級レザーを組み合わせることで、上品さとカジュアルな魅力を両立しています。
バーキンピクニックやケリーピクニックをはじめ、ガーデンパーティピクニックやボリードピクニックなど、それぞれのモデルには独自のデザインや機能性があり、用途やシーンに応じた選択が可能です。リミテッドエディションとして生産されるため、その希少性も魅力のひとつです。
本記事では、エルメスのかごバッグの特徴や種類、デザインの違いを詳しく解説し、適したシーンやお手入れ方法まで紹介します。
- エルメスのかごバッグの各モデルの特徴やデザインの違い
- 使用されている天然素材とレザーの種類や組み合わせ
- それぞれのモデルの用途や適したシーン
- 希少性やコレクターズアイテムとしての価値
エルメスのかごバッグ一覧
バーキンピクニック
エルメスの「バーキンピクニック」は、ブランドを代表するバーキンのデザインに、自然素材を組み合わせた限定モデルです。









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バーキンのエレガンスを保ちながら、カジュアルなピクニックバスケットの要素を取り入れた、非常に希少なバッグです。
1. 伝統的なバーキンのフォルム
- バーキンの象徴的な長方形シルエットをそのまま採用。
- フラップ&トグルクロージャー(金具)付きで、バーキン特有の高級感を維持。
- ハンドルやベルト部分は、バーキンのエレガントなデザインを忠実に再現。
2. 籐(ラタン)とスウィフトレザーの組み合わせ
- ケリーピクニックの柳(ウィッカー)とは異なり、より軽くて弾力のある素材。
- フラップ、ハンドル、ベルト部分にはヴォー・スウィフトレザーを採用。
→ スムースな質感と控えめな光沢があり、ナチュラルな編み込み素材とのコントラストが美しい。
3. デザインのディテール
- バーキンのアイコニックなトグルクロージャー(留め具)&クロシェット付き。
- フラップとベルト部分には、エルメスの伝統的な白のサドルステッチが施されている。
- 籐とレザーの組み合わせによるボーダー風のデザインが特徴的で、視覚的なアクセントとなっている。
4. サイズ&カラーバリエーション
- 25cm(バーキン25)サイズが主流。
→ 小ぶりながらも収納力があり、エレガントなシーンにも適応。 - カラーバリエーションにはナチュラル×ブラウン(フォーブ)や、ルージュセリエなどのレザー色がある。
5. コレクターズアイテムとしての価値が特に高い
- リミテッドエディションとして登場し、非常に限られた数しか生産されていない。
- 通常のバーキンよりもさらに入手困難で、市場での流通量が極めて少ない。
- コレクターズアイテムとしての価値が高く、入手するにはVIP顧客向けの特別なオーダーや、リセール市場での高額取引が必要。
ケリーピクニック
エルメスの「ケリーピクニック」は、クラシックなケリーバッグのエレガンスと、ナチュラルなピクニックバスケットの要素を融合させた、非常にユニークな限定コレクションです。









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ここでは、ケリーピクニックならではの特徴を解説します。
1. 伝統的なケリーバッグのフォルム
- ケリーの象徴的な台形シルエットをそのまま採用。
- フラップ開閉式&クラスプ(金具)付きで、高級感を維持。
- ハンドル部分には上質なレザーを使用し、エレガントな雰囲気をキープ。
- フォーマルなシーンにも適した、洗練されたデザイン。
2. 柳(ウィッカー)とバレニアレザーの組み合わせ
- 本体部分は、職人が手作業で編み上げた柳(ウィッカー)製。
→ 自然素材ならではの美しい風合いと耐久性を兼ね備えている。 - フラップやハンドル、ベルト部分にはバレニアレザーを使用。
→ しっとりとした質感と、エルメスらしい高級感のある仕上がり。 - レザー部分には、エルメスの伝統的な白のサドルステッチが施されており、クラフツマンシップが光る。
3. 限定生産の希少性
- 2011年に発表されたリミテッドエディション。
- エルメスのピクニックシリーズの中でも特に生産数が少なく、入手困難なアイテム。
- 一般的なケリーバッグよりもコレクターズアイテムとしての価値が高い。
4. サイズバリエーション
- ケリーピクニックは主に「ミニサイズ」が多い。
→ フォーマルなシーンや、ちょっとしたお出かけにぴったりのサイズ感。 - 35cmサイズも存在するが、よりレアなモデル。
5. 高級感と遊び心を両立
- 伝統的なケリーの品格と、ピクニックバスケットのカジュアルさを融合。
- エレガントな装いにも、リラックスしたスタイルにも合わせやすい。
- 「都会と自然をつなぐバッグ」という独特のコンセプトを持つ。
ガーデンパーティピクニック
エルメスの「ガーデンパーティピクニック」は、定番トートバッグ「ガーデンパーティ」に、ピクニックバスケットの要素を取り入れた特別なエディションです。








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ここでは、ガーデンパーティピクニックならではの特徴を詳しく解説します。
1. ガーデンパーティのシンプルで実用的なデザイン
- エルメスの定番トートバッグ「ガーデンパーティ」のデザインをベースにしている。
- オープントップ構造で、荷物の出し入れがしやすい。
- スナップボタン付きで、開閉が簡単&荷物の量に応じて調整可能。
- 両サイドにはスナップボタン式のマチ調整機能があり、バッグの容量を変えられる。
2. 籐(ラタン)とスイフトレザーの組み合わせ
- 本体部分にラタン(籐)を使用し、軽くて丈夫な仕上がり。
→ ケリーピクニックの柳(ウィッカー)とは異なり、より柔軟性のある素材。 - ハンドルやトリム部分にはスイフトレザーを採用。
→ スムースな質感と上品な光沢が特徴で、カジュアルすぎないエレガントな仕上がりに。
3. カジュアルながらエレガントな雰囲気
- 軽量で持ちやすく、カジュアルなシーンにぴったり。
- ナチュラルな素材感×洗練されたレザーの組み合わせで、上品さを保ちつつもリラックスした雰囲気に。
- ピクニック、リゾート、夏のシーンに最適なデザイン。
4. サイズ&カラーバリエーション
- 主に「PM(36cm)」サイズで展開されており、実用性が高い。
- カラーバリエーションが豊富で、ゴールド、ナチュラル×ライムなどの組み合わせが人気。
5. エルメスらしいクラフツマンシップが光る逸品
- リミテッドエディションとして生産されているため、流通量が非常に少ない。
- ケリーピクニックほどフォーマルではないが、エルメスらしいクラフツマンシップが光る逸品。
- ラタン素材の編み込みはすべて手作業で行われるため、一点一点異なる風合いが楽しめる。
ボリードピクニック
エルメスの「ボリードピクニック」は、クラシックなボリードバッグのデザインに、ナチュラルな柳(ウィッカー)素材を取り入れた限定モデルです。









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ボリードの流線型フォルムとピクニックバスケットの編み込み技術が融合した、非常に希少なバッグです。
1. ボリードの流線型フォルムを継承
- ボリード特有の丸みを帯びた流線型のフォルムをそのまま採用。
- 自動車のラジエーターカバーから着想を得たデザインで、現代的なシルエット。
- ファスナー開閉式で、機能性も高い。
2. リムやハンドル部分には、上質なバレニアレザー
- トリムやハンドル部分には、上質なバレニアレザーを採用。
→ 使い込むほどに風合いが増し、エルメスらしい経年変化が楽しめる。
3. デザインのディテール
- シルバーハードウェアが採用され、洗練された印象。
- 内側はレザー仕上げで、ポケットがあり、機能性も確保。
4. サイズ&カラーバリエーション
- 31cmサイズが主流で、日常使いにも適した大きさ。
→ ケリーピクニックやバーキンピクニック(25cm)に比べ、収納力がある。 - レザー部分のカラーはフォーブ(ブラウン系)やナチュラルなどが主流。
5. 通常のボリードよりもさらに市場流通が少ない
- リミテッドエディションとして少数のみ生産。
- 通常のボリードよりもさらに市場流通が少なく、入手困難。
- エルメスコレクターにとって、非常に価値の高いアイテム。
サボピクニック
エルメスの「サボピクニック」は、独特なフォルムとナチュラルな素材の組み合わせが特徴の、非常に希少なバッグです。








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「サボ(Sabot)」はフランス語で「木靴(きぐつ)」や「蹄鉄(ていてつ)」を意味し、その名の通り、馬の蹄鉄からインスピレーションを得たユニークなフォルムが最大の魅力です。
1. 蹄鉄型のユニークなデザイン
- 馬の蹄鉄をモチーフにした特徴的なフォルム。
→ 通常のエルメスバッグにはない、丸みを帯びた立体的なフォルム。 - 底が湾曲しており、まるで蹄鉄のようなフォルムを実現。
- 個性的でアートピースのような存在感があるデザイン。
2. 籐(ラタン)とバレニアレザーの組み合わせ
- 本体の主要部分にラタン(籐)を使用し、ナチュラルで温かみのある印象に。
- フラップ、サイド、ストラップ部分にはヴォー・バレニアレザーを採用。
→ しっとりとした質感と上品な光沢があり、エルメスらしい高級感を演出。 - ピクニックシリーズの中でも特に立体的な編み込みが特徴的。
3. 構造と機能性
- フラップ開閉式で、しっかりと荷物を収納可能。
- コンパクトなサイズながらも、実用的なスペースを確保。
- ハンドキャリー&ショルダー仕様の2WAYで使用可能。
4. サイズ&カラーバリエーション
- コンパクトなデザインで、持ち運びしやすいサイズ感。
→ ケリー ピクニックやバーキン ピクニックよりも小ぶりで可愛らしい印象。 - レザー部分のカラーは、フォーブ(ブラウン系)やナチュラルカラーが主流。
5. 圧倒的な希少性
- エルメスの中でも特に流通量が少ない超レアなアイテム。
- 職人の手作業による精巧な作りのため、大量生産ができない。
- 限定生産&VIP顧客向けの特別なバッグとして扱われる。
エルメスのかごバッグ活用法
エルメスのかごバッグが合うシーンとは?
- ピクニックやリゾート旅行:ナチュラルな素材感がアウトドアやリゾートの雰囲気と調和する
- カジュアルなお出かけ:軽やかで自然なデザインがデイリーコーデに馴染む
- 春夏のイベントやガーデンパーティー:爽やかで涼しげな印象を演出できる
- ビーチやクルージング:リラックス感のあるスタイルと相性が良い
- 高級レストランやホテルランチ:レザーとの組み合わせで上品さを保ちつつ華やかさを演出できる
- ショッピングやカフェ巡り:軽量で持ち運びやすく、おしゃれな雰囲気をプラスできる
- フォーマル寄りのカジュアルスタイル:ケリーやバーキンのピクニックモデルなら品格を保てる
エルメスのかごバッグを汚さない裏技
エルメスのかごバッグは天然素材と高級レザーを組み合わせたデザインのため、適切なお手入れと汚れ対策が重要です。以下の方法で美しさを長持ちさせることができます。
1. バッグインバッグを活用する
かごバッグは編み込みの隙間があるため、バッグの中にインナーバッグを入れると内側の汚れを防げます。
- 取り外し可能な布製やナイロン製のバッグインバッグを使用すると、内側の汚れや摩擦から守ることができます
- 飲み物や化粧品などの液体を入れる場合は、防水仕様のものを選ぶと安心です
2. 防水&防汚スプレーを使う
ラタンや柳(ウィッカー)は水や汚れを吸収しやすい素材のため、事前に防水・防汚スプレーをかけておくと汚れがつきにくくなります。
- レザー部分には専用の防水スプレーを使用し、水やシミから保護しましょう
- かご部分には、ナチュラル素材用のスプレーを使うと長持ちします
- スプレーをかける前に必ず目立たない部分でテストし、変色しないか確認してから使用しましょう
3. 直置きを避ける&専用バッグハンガーを活用する
かごバッグは底面が汚れやすいため、地面やテーブルに直置きしないことが重要です。
- 外出先では、バッグハンガーを使ってテーブルに掛けると、汚れを防げます
- 車の中では、助手席に専用のバッグホルダーを設置すると安心です
- 布製のダストバッグを持ち歩き、一時的な収納用に使うのもおすすめです
4. 直射日光と湿気を避ける
かごバッグの素材は、紫外線や湿気に弱いため、適切な環境で保管することが大切です。
- 長時間日光に当てると変色することがあるため、直射日光の当たらない場所で保管しましょう
- 湿度が高い場所ではカビが発生しやすいため、除湿剤を入れて風通しの良い場所で保管するのが理想的です
- 使わないときは、エルメスの付属の布袋(ダストバッグ)に入れ、型崩れを防ぐために中に詰め物をしておきましょう
5. 汚れたらすぐに拭き取る
万が一汚れがついた場合、すぐに適切な方法で拭き取ることが大切です。
- レザー部分は、柔らかい布で乾拭きし、レザー用のクリーナーを使うと綺麗になります
- かご部分(ラタンや柳)は、水を使いすぎず、乾いた布か軽く湿らせた布で拭き取るのがベスト
- 水に濡らしすぎるとカビや変形の原因になるため注意しましょう
6. 雨の日は極力使用を避ける
エルメスのかごバッグは天然素材を使用しているため、雨に弱いです。
- 天候が不安な日は、使わずに防水仕様のバッグを選ぶのが安心です
- どうしても持ち歩く場合は、バッグ用のレインカバーを使用すると汚れを防げます
7. 専門のメンテナンスサービスを利用する
- 定期的にエルメスの公式メンテナンスを受けると、長く美しい状態を保つことができます
- 自宅でのメンテナンスが難しい場合は、専門のバッグクリーニングサービスに依頼すると安心です
エルメスのかごバッグを長く綺麗に使うためには、バッグインバッグの活用・防水スプレーの使用・直置きを避ける・適切な保管・汚れたらすぐに拭く・雨の日は使わない・専門メンテナンスを利用することが重要です。
適切なケアをすれば、美しい状態を長く保ちながら、さまざまなシーンで楽しむことができます。
まとめ:エルメスのかごバッグの魅力と特徴
記事のポイントのまとめです。
- エルメスのかごバッグは、天然素材とレザーを融合させた限定モデル
- それぞれのモデルが異なるデザインや機能性を持ち、個性が際立つ
- バーキンピクニックはクラシックなバーキンのフォルムを維持しつつ、カジュアルな魅力をプラス
- ケリーピクニックはエレガントな台形フォルムと高級レザーで、上品さが際立つ
- ガーデンパーティピクニックはトート型で実用性が高く、カジュアルなシーンにも適応
- ボリードピクニックは流線型のフォルムを活かし、ショルダーストラップ付きで機能的
- サボピクニックは蹄鉄をモチーフにした独創的なフォルムで、アートピースのような存在感
- かご部分には籐(ラタン)や柳(ウィッカー)を使用し、ナチュラルな質感を活かす
- レザー部分にはスウィフトレザーやバレニアレザーが使われ、高級感を演出
- 各モデルは細部までこだわり、エルメスの職人技が光るデザイン
- 防水スプレーやバッグインバッグを活用することで、長く美しい状態を維持できる
- サイズ展開はモデルごとに異なり、用途やスタイルに合わせて選べる
- リミテッドエディションとして生産され、市場に出回る数が極めて少ない
- かごバッグは春夏のリゾートやカジュアルシーンで活躍しやすいアイテム
- どのモデルも希少性が高く、コレクターズアイテムとしての価値がある