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ピコタンとガーデンパーティどっちがおすすめ?6つの視点で徹底比較

    ピコタンロックとガーデンパーティ

    ピコタン(初代ピコタンは廃盤、次のモデルはピコタンロック)とガーデンパーティ。

    どちらも魅力的で、一度は持ってみたい憧れの存在ですよね。

    しかし、いざ選ぶとなると、それぞれの特徴や使い勝手、素材やサイズ、人気カラーなど、知っておきたいポイントがたくさんあります。

    この記事では、そんなピコタンとガーデンパーティについて、デザインの違いから素材、サイズ展開、使い心地、人気色、そして入手のしやすさまで、あらゆる角度から詳しく比較・解説しています。

    エルメスのバッグを初めて購入しようとしている方はもちろん、2つ目以降のバッグを検討している方にとっても、選び方の参考になる情報が満載です。

    あなたのライフスタイルや好みにぴったり合うのは、ピコタンでしょうか?それともガーデンパーティ?

    読み進めながら、自分にとってベストな一品を見つけてみてください。

    ちなみに、エルメスはここ最近頻繁に値上げをしており、あなたがガーデンパーティ、ピコタン(廃盤)、ピコタンロックなどを紹介してもらえる頃には、とんでもない価格または廃盤になっているかもしれません。

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    当記事のここがポイント
    • ピコタンとガーデンパーティのデザインや機能の違い
    • 素材やサイズごとの特徴と選び方のポイント
    • 人気カラーやおすすめのコーディネート
    • 購入方法や入手難易度、中古市場での価値

    目次

    ピコタンとガーデンパーティ比較

    ピコタン

    ピコタン 右底写真
    ピコタン 右底写真
    ピコタン

    ピコタンのデザインで一番目を引くのは、やはり正方形に近い独特のキューブ型ですよね。

    ピコタン(廃盤) の写真 <8枚>

    この形は、一枚の上質な革を贅沢に使って、できるだけ縫い目を少なくすることで生まれています。

    シンプルな作りだからこそ、革そのものの良さが際立つデザインなのです。

    バッグの口は大きく開くオープントップになっていて、荷物の出し入れがしやすいのも嬉しいポイント。

    そして、バッグの底には4つの鋲(びょう)、いわゆる底鋲(そこびょう)が付いています。

    これがあるおかげで、カフェの床などにちょっと置きたい時も、バッグの底の革が直接汚れにくく、安定して自立してくれるんですよ。

    細かいところまで配慮されているのが、エルメスらしいですね。

    ピコタンロック

    ピコタンロック メイン収納部写真
    ピコタンロック メイン収納部写真
    ピコタンロック

    2008年頃に「ピコタンロック」が登場します。

    ピコタンロック の写真 <8枚>

    オリジナルのピコタンのデザインはそのままに、開口部を留めるための細長いベルトと、それをロックするためのカデナ(南京錠)と鍵が付いたのが大きな違いです。

    これによって、バッグの中身が見えにくくなったり、物が不意に飛び出すのを防いだりできるようになり、防犯面や実用性がぐっと向上しました。

    現在、エルメスのブティックで「ピコタン」として販売されているのは、ほとんどがこの「ピコタンロック」タイプになっています。

    時代に合わせて、より使いやすく進化してきたのですね。

    ピコタンに使われる主な素材:革の表情を楽しむ

    ピコタンロックで最もよく使われている代表的な素材が、「トリヨンクレマンス」という雄の成牛のレザーです。

    この革の最大の特徴は、くったりとした、とても柔らかい質感。

    使うほどに革があなたの手に馴染んで、自然な艶が出てきて、味わい深さが増していくのが魅力。

    表面にはシボと呼ばれる凹凸があり、このおかげで多少の傷なら目立ちにくいという、日常使いには嬉しいメリットもあります。

    この柔らかさが、ピコタン特有の丸みを帯びた優しいフォルムを生み出している理由の一つと言えるでしょう。

    もちろん、トリヨンクレマンス以外にも素敵な素材が使われています。

    例えば、「トゴ」という雄の仔牛の革。

    トリヨンクレマンスに比べると少ししっかりとした張りがあり、形が崩れにくいのが特徴。

    よりかっちりした印象がお好みの方には、トゴ素材のピコタンもおすすめです。

    最近では、「トリヨンモーリス」という素材も登場しています。

    これはトリヨンクレマンスと同じ雄の成牛の革ですが、シボがやや細かく、ほどよい柔らかさを持っているのが特徴です。

    特別な素材や限定モデルも魅力的

    さらに、限定モデルなどでは、普段とは違う特別な素材が使われることもあります。

    例えば、持ち手の部分が異なる色の革で美しく編み込まれた「トレサージュ」というモデル。

    このモデルには、型崩れしにくい硬めの「ヴォー・エプソン」という素材が使われていることが多いようです。

    他にも、以下のような素材が存在します。

    • なめらかな手触りが特徴の「スイフト」
    • ダチョウの革である「オーストリッチ」
    • ワニ革の「クロコダイル」といった希少価値の高いエキゾチックレザー
    • カジュアルな印象になるキャンバス素材

    素材が変わると、同じピコタンでも雰囲気がガラッと変わるので、素材選びも楽しみの一つですね。

    ピコタンのサイズ展開:あなたに合う大きさは?

    ピコタンのサイズは、いくつか種類がありますが、現在主に流通していて、ブティックでも見かける可能性が高いのは以下の2種類です。

    • PM(ピコタンロック18):小ぶりで可愛らしい印象ですが、マチがしっかりあるので、お財布やスマートフォン、ハンカチ、リップクリームなど、普段持ち歩く必需品はきちんと収まります。
    • MM(ピコタンロック22):PMよりも一回り大きく、長財布や手帳、500mlのペットボトルなども入るようになり、収納力がぐっとアップします。日常的に荷物が少し多めの方には、MMサイズが安心かもしれません。

    実は、過去にはもっと小さな「ミクロ」という手のひらサイズや、さらに大きな「GM(ピコタンロック26)」、旅行にも使えそうな「TGM」というサイズも存在しました。

    しかし、現在ではPMとMMが主流となっています。

    どちらのサイズがご自身のライフスタイルに合っているか、想像してみてくださいね。

    ちょっと個性的!ピコタンのバリエーションモデル

    スタンダードなピコタンロック以外にも、遊び心のある特別なデザインのピコタンが存在します。

    • ハンドル部分が美しい編み込みになった「トレサージュ」。素材に硬めのヴォー・エプソンを使っている点も特徴。
    • バッグの外側にポケットが付いて、よりカジュアルで機能的になった「カーゴ」。ミリタリーテイストを感じさせるデザイン。
    • ボディとハンドルなどで違う色を組み合わせた、バイカラーやトリコロールカラーの「カザック」。色の組み合わせ次第でシックにもポップにも。
    • エルメスの象徴である馬蹄(ばてい)をモチーフにした小さな花びらが散りばめられた「ラッキーデイジー」。

    これらのバリエーションモデルは、通常のピコタンとはまた違った個性を楽しみたい方におすすめです。

    ピコタンの魅力と、少し気になるかもしれない点

    ピコタンのデザインが、シンプルなトート型からベルトとカデナが付いた「ピコタンロック」へと進化したのは、単なる見た目の変化だけではありません。

    これは、エルメスがバッグとしての「使い勝手」や、時代(例えば、人混みでの防犯意識の高まりなど)に合わせて改良を重ねてきた結果と考えられます。

    飼い葉袋がモチーフの広い開口部はピコタンの大きな魅力ですが、一方で「中身が見えやすい」「物が落ちやすいかも」と感じる方もいたかもしれません。

    ピコタンロックでベルトとカデナが加わったのは、そうした点を解消し、現代の生活でより安心して使えるようにするための工夫だったのでしょう。

    伝統を守りながらも、使う人の声に耳を傾け、より良いものを作ろうとするエルメスの姿勢が感じられます。

    ピコタンロックの代表的な素材であるトリヨンクレマンスの「くったりとした柔らかさ」は、ピコタンの最大の魅力の一つです。

    この柔らかさが、コロンとした愛らしいフォルムや、肩肘張らないカジュアルな雰囲気を作り出しています。

    しかし、これは同時に「バッグの形が崩れやすい」という側面も持っています。

    特に荷物をたくさん入れたり、長年使ったりすると、買った時のようなハリが失われ、自立しにくくなる可能性は否定できません。

    まさに、魅力と表裏一体の特性と言えるかもしれませんね。

    もし型崩れが気になるようでしたら、先ほどご紹介した「トレサージュ」モデルのように、ヴォー・エプソンなど硬めの素材で作られたピコタンを選ぶというのも一つの方法。

    素材選びが、ピコタンの見た目の印象や、長く使っていく上での満足感を左右する重要なポイントになります。

    ピコタンが「ファーストエルメス」、つまり初めてエルメスのバッグを買う人におすすめされることが多いのには、いくつかの理由があります。

    一つは、バーキンやケリーといった他の有名なバッグと比べると、価格帯が比較的手頃であること。

    もちろん高価なバッグであることに変わりはありませんが、エルメスの世界への第一歩としては、少しだけ心理的なハードルが低いと感じる方もいるかもしれません。

    加えて、デザインの「控えめさ」もポイント。

    ピコタンは非常にシンプルで、エルメスのロゴなどもほとんど目立ちません。

    この主張しすぎないデザインが、どんな服装にも自然に馴染み、日常的に使いやすい理由となっています。

    「いかにもブランド物!」という感じが苦手な方にも、受け入れられやすいのではないでしょうか。

    初めてエルメスを持つ方にとって、気負わずに普段使いできるこの汎用性の高さが、ピコタンがファーストエルメスとして愛される理由なのでしょう。

    ガーデンパーティ

    ガーデンパーティ ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ガーデンパーティ ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ガーデンパーティ

    次に、エルメスの中でも特にカジュアルで実用的、そして多くの人に愛されているトートバッグ「ガーデンパーティ」について、その魅力をじっくりと見ていきましょう。

    ガーデンパーティ の写真 <8枚>

    ピコタンとはまた違った魅力を持つ、このバッグの人気の秘密を探ります。

    ガーデンパーティってどんなバッグ?基本的な特徴

    ガーデンパーティを一言で表すなら、とてもシンプルでスタンダードな形のトートバッグ。

    しかし、そのシンプルなデザインの中にも、エルメスらしい細やかなこだわりがたくさん詰まっています。


    特徴的なのは、底に向かって少しずつ広がっていく台形のフォルムと、たっぷりと取られたマチ(奥行き)。

    この形のおかげで、見た目以上にたくさんの荷物を収納することができます。


    バッグの開口部は、パチンと留めるスナップボタンが一つ付いているだけの、とてもシンプルな構造。

    だから、荷物の出し入れが本当にスムーズに行えます。

    バッグの中は基本的に仕切りがなく、大きな物でもポンポンと気兼ねなく入れられるのが魅力。

    モデルによっては、スマートフォンや鍵、リップクリームなどを入れておくのに便利な内ポケットが付いているものもあります。

    ガーデンパーティの歴史:庭師の道具入れが原点?

    このバッグの歴史は意外と古く、その原型は1964年、あるいは資料によってはなんと1892年にまで遡るとも言われています。

    もともとは「ガーデン」という名前で、庭師さんが剪定ばさみやスコップ、ジョウロといった庭仕事の道具をまとめて収納し、持ち運ぶために作られたバッグだったそうです。

    その名の通り、庭仕事に必要な様々な道具をひとまとめに入れられるほどの高い収納力と、作業中に多少ラフに扱っても大丈夫な丈夫さが、このバッグのコンセプトの根幹にあります。

    まさに「働くバッグ」として生まれたのですね。

    その後、時代とともに様々なサイズや素材のバリエーションが増え、シリーズ化されたことで「ガーデンパーティ」という、なんだか楽しげな響きの名前になったと言われています。

    ガーデンパーティの素材:軽やかキャンバス vs 上質オールレザー

    ガーデンパーティの素材は、大きく分けて二つのタイプがあります。

    「キャンバス素材」と「オールレザー」です。

    あなたの好みや使い方に合わせて選べるのが嬉しいですね。

    キャンバス素材のタイプは、ガーデンパーティの代表的なイメージかもしれません。

    主に使われているのは、「トワルアッシュ」や「トワルオフィシェ」といった、とても丈夫なコットンキャンバス地です。

    • 特に「トワルアッシュ」は、太さの違う2種類の糸を平織りにして作られていて、摩擦に強く、耐久性に優れているのが大きな特徴。日常使いでガシガシ使ってもへこたれない頼もしさがあります。
    • 一方、「トワルオフィシェ」は、トワルアッシュよりも目が細かく織られていて、よりマットで上品な質感を持っているとされます。

    多くの場合、バッグ本体がキャンバス地で、持ち手のハンドル部分やバッグの下部の縁取り(トリミング)にレザーが使われた、コンビネーションデザインになっています。

    これにより、カジュアルでありながらも、どこかエルメスらしい上品さを失わない、絶妙なバランスが保たれているのです。

    他にも、様々なキャンバス系のバリエーションが存在します。

    • エルメスのHマークが織り込まれた「トワルモザイク」
    • 美しいV字模様が特徴の「トワルシェブロン」
    • ナイロンとコットンを混ぜて作られた「トワルミリタリー」
    • デニム生地を使った「トワルジーン」

    もう一方は、バッグ全体がレザーで作られた「オールレザー」タイプ。

    キャンバスタイプと比べると、ぐっと高級感が増し、ビジネスシーンやお食事会など、少し改まった場面にも対応しやすいのが魅力です。

    オールレザーのガーデンパーティで主によく使われている素材としては、「ネゴンダ」が挙げられます。

    これは雄の仔牛の革で、とても柔らかく、手にしっとりと馴染むような質感を持ちながら、比較的傷がつきにくいという嬉しい特徴があります。

    その他にも、以下の素材が使われることもあります。

    • ネゴンダより少し硬めで、表面に型押しが施された雌の仔牛のレザー「カントリー」
    • さらにかっちりとしてフォーマルな印象を与える「ヴォー・エプソン」
    • 水に比較的強いとされる「フィヨルド」

    オールレザーになると、よりエレガントな雰囲気を楽しめますね。

    ガーデンパーティのサイズ展開:豊富な選択肢

    ガーデンパーティは、サイズ展開が豊富なのも大きな魅力。

    あなたのライフスタイルや、どんなシーンで使いたいかに合わせて、ぴったりのサイズを選ぶことができます。

    この中で、最も小さいTTPMサイズは現在手に入れるのが難しくなっています。

    現在、特に人気が高く、市場でよく見かけるのは「TPM」と「PM」の2つのサイズです。

    TPMサイズは、A5サイズの手帳や長財布などが収納でき、コンパクトながら日常のお出かけに必要なものはしっかり収まります。

    最近のミニバッグトレンドにも合っていますね。

    過去には、肩掛けできるショルダーストラップが付いた2WAY仕様のモデルも存在したようです。

    一方、PMサイズはB5サイズはもちろん、A4サイズの書類やノートパソコンなども収納可能なため、通勤バッグや通学バッグとしても非常に人気があります。

    さらに大きなMMやGMサイズは、荷物が多くなりがちなマザーズバッグとして、あるいは週末の小旅行用バッグとしても活用できます。

    使う人の用途に合わせて、これだけサイズが選べるのは嬉しいポイントです。

    ユニークなデザインも!ガーデンパーティのバリエーション

    スタンダードなモデル以外にも、ガーデンパーティにはユニークなバリエーションが存在します。

    • バッグのボディ部分が柳(ウィロー)で美しく編み込まれ、ハンドルなどがレザーで作られた「ガーデンピクニック」。
    • 通常のガーデンパーティを縦長にしたような形で、A4ファイルなどの書類収納に適した「ガーデンファイル」。
    • バッグの内側に馬のモチーフがプリントされた「スティープル」など、隠れたおしゃれを楽しめるモデル。

    ピコタン vs ガーデンパーティ:6つの視点で徹底比較!あなたにぴったりのバッグはどっち?

    さて、ここまでピコタンとガーデンパーティ、それぞれの特徴と魅力を見てきました。

    どちらも本当に素敵なバッグですが、いざ「どちらか一つを選ぶ」となると、迷ってしまいますよね。

    ここでは、6つの具体的な視点から二つのバッグをじっくり比較して、あなたがどちらのバッグにより魅力を感じるか、その判断材料を提供したいと思います。

    「私にはどっちが合っているかな?」と考えながら、読み進めてみてください。

    視点1:デザインと見た目の印象 – 可愛らしさ vs シンプルさ

    まずは、見た目の印象から比べてみましょう。

    ここは好みが分かれるポイントかもしれませんね。

    ピコタンは、なんと言ってもコロンとした丸みを帯びたキューブ型が特徴的。

    全体的に曲線が多く使われていて、可愛らしく、どこか女性らしいフェミニンな雰囲気を漂わせています。

    一枚の革を贅沢に使った、縫い目の少ないミニマルなデザインは、革本来が持つ上質な質感を存分に感じさせてくれます。

    「可愛い!」と感じるか、「ちょっと甘すぎるかな?」と感じるかで、好みが分かれるかもしれません。

    一方、ガーデンパーティは、すっきりとした台形のトートバッグ型。

    ピコタンに比べると直線的なラインが多く、よりカジュアルで、どんな服装にも合わせやすい、そして男女問わず使えるユニセックスな印象を与えます。

    「シンプルで使いやすそう」と感じるか、「少し普通すぎるかな?」と感じるかで、評価が変わるでしょう。

    素材によっても印象が大きく変わり、キャンバス素材なら軽快で活動的な雰囲気、オールレザーならぐっと上品で落ち着いた雰囲気になります。

    どちらのデザインがお好みかは、あなたのファッションの好みや、バッグに求める雰囲気によるところが大きいでしょう。

    可愛らしさや女性らしい柔らかさを重視するならピコタンが、シンプルさ、実用性、そして性別を問わないニュートラルな雰囲気を求めるならガーデンパーティが、より魅力的に映るかもしれません。

    視点2:サイズ展開と収納力 – 普段の荷物量は?

    次に、バッグの大きさと、どれくらいの物が入るか、という収納力を見ていきましょう。

    これは日々の使い勝手に直結する重要なポイントですね。

    ピコタンの現在主流のサイズは、PM(18)とMM(22)です。

    PMは小ぶりで、持っている姿も可愛らしいサイズ感。

    しかし、見た目以上にマチがしっかりあるため、二つ折り財布やスマートフォン、ハンカチ、リップクリーム、キーケースなど、日常のお出かけに必要な最低限の物はきちんと収納できます。

    ただ、長財布はサイズによっては厳しいかもしれません。

    MMになると、収納力がぐっと上がります。

    長財布はもちろん、小さめのポーチや手帳、500mlのペットボトルなども入るようになります。

    日常的に持ち歩く物がある程度決まっている方には、MMサイズの方が安心感があるかもしれません。

    ただし、ピコタンは縦長の形状なので、バッグの中で小物が下に沈んでしまい、少し探しにくいと感じる可能性はあります。

    整理にはポーチなどを活用する工夫が必要かもしれませんね。

    ガーデンパーティで人気のサイズは、TPM(30)とPM(36)です。

    TPMでも、A5サイズの手帳やノートが収納可能。

    長財布、スマートフォン、ポーチなども余裕で入るので、日常のお出かけには十分な容量があると言えるでしょう。

    PMになると、B5サイズの書類はもちろん、A4サイズの書類やノートパソコン(薄型であれば)も収納できるため、通勤・通学バッグとしても大活躍します。

    ファイルやお弁当箱、水筒などを入れてもまだ余裕があることが多いです。

    どちらのサイズもマチが広く、開口部も大きいので、たくさんの荷物をざっくりと収納できるのが大きな魅力。

    コンパクトさを最優先するならピコタンPM、日常的に荷物が多い方や、仕事や学校にも使いたいという方にはガーデンパーティPMが適していると言えそうです。

    その中間のバランス、「普段使いにちょうどいい収納力」を求めるなら、ピコタンMMやガーデンパーティTPMが候補になるでしょう。

    ここで、主要なサイズの目安と、収納できる物の例を比較してみましょう。

    モデル(サイズ名/通称)主な収納物例
    ピコタンロック PM(18)財布(小)、スマホ、ハンカチ、リップ、キーケース
    ピコタンロック MM(22)長財布、スマホ、ポーチ、手帳、500mlペットボトル
    ガーデンパーティ TPM(30)長財布、スマホ、ポーチ、手帳、A5ノート
    ガーデンパーティ PM(36)長財布、スマホ、ポーチ、手帳、B5/A4書類、PC(薄型)

    視点3:主な素材と質感 – 革の魅力 vs 素材の多様性

    バッグの印象や、どれくらい長くきれいに使えるかを左右する「素材」についても比べてみましょう。

    ピコタンは、主に上質なレザー(革)で作られています。

    最も代表的なのは、先ほどもご紹介した、くったりと柔らかい手触りの「トリヨンクレマンス」です。

    他にも、トリヨンクレマンスより少ししっかりした「トゴ」や、その中間の質感を持つ「トリヨンモーリス」などが使われます。

    どの素材もエルメスならではの選び抜かれた高品質な革であり、その豊かな表情やしっとりとした手触りを存分に楽しむことができます。

    革好きにはたまらない魅力ですね。

    一方、ガーデンパーティは、素材の選択肢がより広いのが大きな特徴。

    「トワルアッシュ」や「トワルオフィシェ」といった丈夫なコットンキャンバス地と、持ち手などに使われるレザーを組み合わせたコンビネーションタイプは、ガーデンパーティの代表的なイメージかもしれません。

    軽さと、日常使いでの傷や汚れに対する強さを兼ね備えているのが魅力です。

    また、バッグ全体がレザーで作られたオールレザータイプもあり、こちらには柔らかい「ネゴンダ」や、少し硬めの「カントリー」、かっちりとした型押しが特徴の「ヴォー・エプソン」などが用いられます。

    オールレザーになると、ぐっと高級感が増しますね。

    革そのものが持つ豊かな表情や、しっとりとした高級感を存分に味わいたいのであれば、ピコタンが魅力的に映るでしょう。

    対して、軽さやより高い耐久性(キャンバス地の場合)、あるいはオールレザーによるフォーマル感など、素材によって異なる特性を選びたい場合は、ガーデンパーティの方が選択肢は多いと言えます。

    視点4:機能性と「使い勝手」 – バッグとしての実力は?

    日々の生活の中でどれだけ使いやすいか、いわゆる「使い勝手」はどうでしょうか。

    毎日使うものだからこそ、ここは重要なポイントですよね。

    ピコタンは、バッグの口が大きく開くため、物の出し入れ自体はスムーズに行えます。

    しかし、バッグ内部には仕切りがないシンプルな構造のため、「バッグの中で荷物がごちゃごちゃになりやすい」「小さな物が見つけにくい」と感じるかもしれません。

    整理のためには、バッグインバッグやポーチを活用するのがおすすめです。

    また、ピコタンロックはベルトとカデナ(南京錠)で口を留めることができますが、ファスナーのように完全に閉まるわけではありません。

    そのため、人混みなどでは中身が見えてしまわないか、物が落ちてしまわないか、少し心配になる方もいるようです。

    持ち方は基本的にハンドルを手で持つスタイルで、肩にかけることはできません。

    素材によっては(特に柔らかいトリヨンクレマンス)、長年使っていると形が崩れてくる可能性があるという点も、知っておきたいポイントです。

    ガーデンパーティは、その生まれからもわかるように、機能性に優れているのが大きな魅力。

    広い開口部とたっぷりのマチにより、荷物の出し入れが非常にしやすく、収納力も抜群。

    開口部はスナップボタン一つで留めることができ、ピコタンよりはしっかりと口を閉じやすい構造になっています。

    PMサイズ(サイズ36)以上であれば、ハンドル(持ち手)がやや長めに作られているため、服装によっては肩に掛けて持つことも可能。

    これは荷物が多い時や両手を開けたい時に便利ですね。

    素材面でも、キャンバス地は汚れや傷に強く、気兼ねなく使いやすいですし、オールレザータイプに使われるネゴンダなども比較的丈夫な素材とされています。

    純粋な「使い勝手」、特に荷物の収納力、出し入れのしやすさ、耐久性などを重視するのであれば、ガーデンパーティに軍配が上がるかもしれません。

    ピコタンを選ぶ場合は、その独特の可愛らしいデザイン性を優先しつつ、荷物の整理にはバッグインバッグを活用する、防犯面や型崩れにはある程度注意を払う、といった使い方をイメージすると良いでしょう。

    視点5:想定される利用シーン – どんな時に使いたい?

    あなたが、どんな場面でそのバッグを使いたいか、という視点も大切です。

    ピコタンが活躍するのは、日常のちょっとしたお出かけ、友人とのランチやカフェ、パートナーとのデートなど、比較的荷物が少ないシーンでしょう。

    服装としては、ワンピースやスカートなど、きれいめのカジュアルスタイルによく合います。

    選ぶ色や素材によっては、少し改まったレストランでのお食事など、セミフォーマルな場面にも対応できるかもしれません。

    その可愛らしいフォルムは、コーディネートの素敵なアクセントになってくれます。

    ガーデンパーティは、その汎用性の高さが光ります。

    日常のお買い物や送り迎えなどの普段使いはもちろんのこと、TPMサイズやPMサイズは、通勤・通学用のバッグとしても非常に人気があります。

    A4書類やノートPCが入るPMサイズは、お仕事できちんとした印象も保ちつつ、たくさんの荷物を運びたい方にぴったりです。

    MMやGMサイズなら、赤ちゃんとのお出かけで荷物が多くなりがちなマザーズバッグとして、あるいは一泊程度の小旅行にも対応可能です。

    基本的にはカジュアルなスタイルにマッチしますが、オールレザー素材で落ち着いた色(例えばブラックやエトゥープ)を選べば、ビジネスシーンや学校行事など、少しフォーマルな場にも自然に馴染みます。
    幅広いシーンで、様々な目的でバッグを使いたいと考えているなら、ガーデンパーティの方が多用途といえそうです。

    一つのバッグを様々な場面で使いまわしたい方には、ガーデンパーティが心強い味方になってくれるでしょう。

    一方、ピコタンは、その特徴的なデザインを活かして、ファッションのアクセントとして楽しみたい、特定のシーンで「自分らしいおしゃれ」を表現したい、という場合に魅力が際立つバッグと言えます。

    視点6:アレンジのしやすさ – 自分らしく楽しむには?

    エルメスのバッグをさらに自分らしく楽しむ方法として、持ち手に「ツイリー」と呼ばれる細長いシルクスカーフを巻いたり、「ロデオ」などの可愛らしいバッグチャームを付けたりするアレンジがあります。

    ピコタンの場合、ハンドル(持ち手)部分がトリヨンクレマンスなどの柔らかい素材で作られていることが多いため、「ツイリーをきれいに巻くのが少し難しい」「形がうまく決まらない」と感じる方もいるようです。

    もちろん不可能ではありませんが、ガーデンパーティに比べると少し工夫が必要かもしれません。

    一方、馬のモチーフのロデオチャームなどは、ハンドルの根元などに簡単に付けることができ、ピコタンの可愛らしさをさらに引き立ててくれます。

    ガーデンパーティは、ハンドル部分が比較的かっちりとした作りになっているため、ツイリーを巻きやすいとされています。

    シンプルなデザインなので、色鮮やかなツイリーや、遊び心のあるチャームがとてもよく映えます。

    アレンジを加えることで、バッグの表情をガラッと変えることができるので、一つのバッグで色々な雰囲気を楽しみたい方には嬉しいポイントですね。

    ツイリーを使ったアレンジを積極的に楽しみたいと考えているなら、ガーデンパーティの方が扱いやすいかもしれません。

    バッグチャームで個性を出すのは、どちらのバッグでも楽しめますね。

    比較から見えてくること

    ここまで6つの視点で比較してきましたが、「使い勝手」という点については、少し補足が必要かもしれません。

    ピコタンの「仕切りがない」「蓋(ファスナーなど)がない」といった点は、デメリットとして挙げられることもあります。

    しかし、見方を変えれば、それは「自由度が高いシンプルな構造」とも言えます。

    実際に、市販されているバッグインバッグやオーガナイザーを使って、バッグの中を自分好みに整理し、使いやすく工夫している方もたくさんいます。

    ピコタンの弱点を、自分の工夫で克服する楽しみもあるのかもしれません。

    逆に、ガーデンパーティの大きな収納力も、普段持ち歩く荷物が少ない方にとっては、「バッグが大きすぎる」「スペースが余ってしまう」と感じるかもしれません。

    つまり、「どちらが絶対的に使いやすいか」という問いには簡単な答えはなく、「ご自身のライフスタイルや普段の持ち物の量、バッグの使い方に、どちらがよりしっくりくるか」という視点で考えることが大切なのです。

    また、素材の選択肢の多さは、ガーデンパーティの大きな強みと言えるでしょう。

    軽くて丈夫なキャンバス素材と、上品で高級感のあるオールレザー素材では、価格帯も、似合う服装やシーンも大きく異なります。

    ピコタンは基本的にレザー素材が中心となるため、素材による選択の幅という点では、ガーデンパーティほど広くはありません。

    この素材の多様性が、ガーデンパーティの汎用性をさらに高めている要因の一つと考えられます。

    「人気ない」は嘘?「入手困難」は本当?ピコタンとガーデンパーティの人気と買いやすさ

    ピコタンやガーデンパーティは人気ないの?

    ガーデンパーティ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
    ガーデンパーティ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
    ガーデンパーティ

    まず結論から言うと、ピコタンもガーデンパーティも、現在、非常に高い人気を誇るバッグ。

    多くのファッション雑誌やSNSで特集されたり、おしゃれな人が持っているのを見かけたりしますよね。

    中古市場での取引価格を見ても、その需要の高さは明らかです。

    人気バッグランキングなどでも、常に上位に名前が挙がるモデルたちです。

    では、なぜ「人気ない」という検索キーワードが存在するのでしょうか。

    これにはいくつかの可能性が考えられます。

    一つは、エルメスの絶対的なアイコンである「バーキン」や「ケリー」と比較した場合に、相対的に「(それらほどは)人気がない」という意味合いで使われている可能性。

    バーキンやケリーの人気は別格ですからね。

    また、ピコタンに関しては、街中でよく似たデザインの安価なバッグ(いわゆる「ピコタン風」バッグ)を見かけることが多くなったため、「なんだかありふれたデザインに見えてきた」「本物の価値が薄れたのでは?」と感じる人がいるのかもしれません。

    あるいは、特定のサイズ(例えば、非常に大きなGMサイズなど)や、個性的すぎるカラーの人気が、定番の色やサイズに比べて相対的に低いことを指している可能性もあります。

    しかし、市場全体の需要や、後ほど詳しくお話しする手に入れる難しさから判断すれば、ピコタンもガーデンパーティも、決して「人気がない」バッグではありません。

    むしろ、ピコタンなどは、その日常使いしやすいデザインとサイズ感から、ここ数年で人気がさらに高まっている、という見方もあります。

    ですから、「人気ない」という言葉は、そのまま鵜呑みにするのではなく、その言葉が使われる背景や文脈を少し考えてみる必要がありそうです。

    ピコタンやガーデンパーティの入手難易度

    ガーデンパーティ メイン収納部写真
    ガーデンパーティ メイン収納部写真
    ガーデンパーティ

    一方で、「入手困難」という噂は、残念ながら本当と言わざるを得ません。

    特にピコタンは、エルメスの正規店(ブティック)で、自分が希望するスペック(サイズ、色、金具の色など)のものをタイミング良く購入するのが、非常に難しい状況が続いています。

    ガーデンパーティももちろん人気のモデルであるため簡単ではありませんが、ピコタンに比べると、まだブティックで出会える可能性は少し高いかもしれません。

    なぜ、これほどまでに手に入れるのが難しいのでしょうか。

    その理由は一つではなく、いくつかの要因が重なっています。

    まず、根本的な理由として、欲しい人の数(需要)に対して、作られるバッグの数(供給)が全く追いついていないことが挙げられます。

    エルメスのバッグは、熟練した職人さんたちが、一つ一つ手作業で、長い時間をかけて丁寧に作り上げています。

    素材選びから縫製、仕上げに至るまで、非常に厳しい品質基準をクリアする必要があり、機械で大量生産することができません。

    例えば、バーキン一つを作るのに20時間以上かかるとも言われています。

    このため、生産できる数自体がもともと限られているのです。

    さらに、どのモデルのバッグが、いつ、どの店舗に入荷するのかが、非常に不定期で、私たち消費者には予測することが困難。

    そして、運良く入荷したとしても、ピコタンのような人気モデルは店頭に並ぶ前に、あるいは並んでもすぐに、お得意様などに紹介されて売れてしまうことがほとんどです。

    加えて、エルメスでは、これまでブランドにたくさん貢献してきた顧客、つまり、バッグだけでなく、洋服や靴、ジュエリーなどを頻繁に購入している「お得意様」を優先的に案内する傾向があると言われています。

    これは、転売目的での購入を防ぎ、本当にエルメスというブランドを愛し、長く使ってくれる顧客との関係を大切にするためのブランドの方針とも考えられます。

    しかし、結果として、初めてエルメスのブティックを訪れる人や、購入実績が少ない人が、人気のバッグを手に入れる機会はさらに少なくなってしまっているのが現状です。

    エルメスの公式オンラインショップでも、ピコタンやガーデンパーティが出品されることはあります。

    しかし、こちらも競争率が極めて高く、日本中の(もしかしたら世界中の)エルメスファンが常にチェックしているため、出品されたとしても文字通り「秒殺」、ほんの数秒で売り切れてしまうのが現実。

    「オンラインなら買えるかも」と期待しても、なかなか厳しい戦いになります。

    また、エルメスのバッグ、特にバーキンやピコタンなどは、その希少性と価値の高さから、単なるファッションアイテムとしてだけでなく、資産としての価値も注目されています。

    これが投資目的や転売目的の需要をも生み出し、純粋にバッグを使いたいと考えている人の手に、ますます渡りにくくしている一因ともなっています。

    エルメス側が、ブランドの希少性や特別な価値を維持するために、意図的に供給量をコントロールしている、というブランド戦略の側面も指摘されています。

    「誰にでも簡単に買える」のではなく、「特別な存在」であり続けるための戦略なのかもしれません。

    こうした様々な状況から、「エルパト」(エルメスパトロールの略で、エルメスの店舗を何度も訪れて、お目当てのバッグの在庫がないかを探し回ること)という言葉が生まれるほど、正規店での購入は困難を極めます。

    時間と労力をかけて何度も店舗に足を運んでも、必ずしもお目当てのバッグに出会えるとは限らないのです。

    特にピコタンを狙ってエルパトをするのは、かなりの根気が必要で、正直なところ、出会えたらラッキー、くらいの気持ちでいた方が良いかもしれません。

    店舗で購入するための戦略として、特定の販売員さんと仲良くなり、担当になってもらって関係を築いたり、バッグ以外のプレタポルテ(洋服)やシューズ、ジュエリーなどを購入して、エルメスへの「貢献度」を示すことで実績を積んだりすることが、人気バッグを紹介してもらうために有効な場合もある、と言われています。

    しかし、これも確実な方法ではなく、どれくらいの購入実績があれば希望のバッグを紹介してもらえるのか、明確な基準があるわけではありません。

    また、電話での在庫確認や取り置きについては、基本的に受け付けていない店舗が多いようです。

    ピコタンとガーデンパーティの「人気色」

    ピコタンの人気色

    ピコタン ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    ピコタン ハンドル写真 ハンドル(n向き)写真
    ピコタン

    コロンとしたフォルムが愛らしいピコタン。

    その魅力を引き立てる人気のカラーには、以下のようなものがあります。

    エトゥープ(Etoupe)

    グレーとベージュが絶妙に混ざり合ったような、ニュアンスのあるグレージュカラー。

    ピコタンにおいては、他の色を寄せ付けないほどの圧倒的な人気を誇ります。

    「迷ったらエトゥープ」と言われるほどです。

    その理由は、何と言ってもその抜群のコーディネート力。

    上品でありながら主張しすぎず、どんな色合いのファッションにも驚くほど自然に馴染みます。

    カジュアルなデニムスタイルにも、きれいめなワンピースにもマッチし、春夏秋冬、季節を問わず、そして流行にも左右されずに長く使えるため、初めてのピコタンとしても、一生ものとして大切にしたい方にも、まず間違いのない選択肢と言えるでしょう。

    「とにかく使える」万能カラーです。

    ノワール(Noir / Black)

    言わずと知れた定番のブラック。

    どんな場面でも使いやすく、コーディネート全体をきりっと引き締めてくれる、まさに万能カラーです。

    深みのあるエルメスの黒は、革の上質さを際立たせ、高級感を演出します。

    また、汚れが目立ちにくいという実用的なメリットもあります。

    カジュアルはもちろん、フォーマルなシーンにも対応できるため、一つ持っていると本当に重宝する色。

    金具の色(ゴールドかシルバーか)によっても印象が変わるので、そこも選ぶ楽しみがありますね。

    ゴールド(Gold)

    こちらもエルメスを代表する、長年愛され続けている定番カラーの一つです。

    「ゴールド」という名前ですが、キラキラした金色ではなく、温かみのあるキャメルブラウン、あるいは濃いめのベージュといった、こっくりとした色合いです。

    上品でありながら、どこかクラシカルで落ち着いた印象を与え、持つだけでこなれた雰囲気を演出してくれます。

    特にブラウン系のファッションがお好きな方にはぴったりです。

    使い込むほどに革の味わいが増していく、経年変化を楽しみたい方にもおすすめの色です。

    クレ(Craie)

    フランス語で「チョーク」を意味する、その名の通り、白亜のような柔らかく優しいオフホワイト系のカラーです。

    真っ白すぎない、少しくすんだニュアンスのある白なので、意外とコーディネートに馴染みやすく、それでいて明るく、上品で、非常に女性らしい柔らかな印象を与えます。

    コーディネートに軽やかさや抜け感をプラスしたい時にぴったり。

    持つだけで洗練された雰囲気になりますが、汚れには少し気を使う必要があるかもしれません。

    その他

    上記以外にも、ニュアンスのあるベーシックカラーが人気を集めています。

    例えば、「ベトン」(コンクリートを思わせる明るいライトグレーで、エトゥープと並ぶ人気グレージュ系)、「ブルーニュイ」(夜空のような深みのあるネイビーで、黒に近い感覚で使える)、「グリメイヤー」(エトゥープより明るく軽やかなライトグレー)などです。

    また、ピコタンはその可愛らしいフォルムから、少し華やかな色も人気があります。

    特に、淡いピンク系の「ローズサクラ」や、鮮やかなピンクの「ローズアザレ」、爽やかなブルー系の「ブルーノール」や「ブルーザンジバル」などは、コーディネートの差し色として持つと、とても素敵。

    ベーシックカラーの次、2つ目のピコタンとして選ぶ方も多いようです。

    ガーデンパーティの人気色

    ガーデンパーティ 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ガーデンパーティ 刻印(スタンプ、型押し)写真
    ガーデンパーティ

    実用的でシンプルなデザインが魅力のガーデンパーティ。

    こちらの人気カラーには、以下のようなものがあります。

    ピコタンと共通する人気色も多いですが、ガーデンパーティならではの色もありますよ。

    エトゥープ(Etoupe)

    やはり、ガーデンパーティでもエトゥープは絶大な人気を誇るカラーです。

    落ち着いたグレージュの色合いは、ガーデンパーティのシンプルなデザインと相まって、非常に上品で洗練された印象を与えます。

    カジュアルなスタイルはもちろん、オールレザーのタイプであれば、お仕事などのビジネスシーンにも違和感なく溶け込みます。

    まさに万能選手です。

    ノワール(Noir / Black)

    こちらもガーデンパーティの定番中の定番、人気カラーです。

    シックで都会的な印象を与え、どんなスタイルにも合わせやすいのが魅力。

    汚れを気にせず使える点も、日常使いしやすいガーデンパーティには嬉しいポイント。

    特に男性からの支持も高く、パートナーと共有して使っている、という方もいるようです。

    オールレザーのブラックは、よりフォーマル感が増し、ビジネスシーンにも最適です。

    ゴールド(Gold)

    温かみのあるブラウン系のゴールドも、ガーデンパーティで人気のカラーです。

    上品さとカジュアルさのバランスが良く、デニムからきれいめパンツ、スカートまで、様々なコーディネートに合わせやすいのが特徴。

    特に秋冬のファッションによく映えます。

    ナチュラル(Natural)

    特にキャンバス素材(トワルアッシュなど)のガーデンパーティにおいて、昔からの定番と言えるのがこのナチュラルカラーです。

    生成りのような自然な色合いのキャンバス地に、ブラウン系のレザーの組み合わせは、軽やかでリラックスした雰囲気。

    まさにガーデンパーティのカジュアルな魅力を象徴する色と言えるでしょう。

    気負わず、ラフに持ちたい方にぴったりです。

    ベージュ系

    クレ(オフホワイト系)やベトン(ライトグレー系)といった、明るく上品なベージュ系のカラーも人気があります。

    顔周りを明るく見せてくれ、女性らしい柔らかな印象になります。

    その他

    ガーデンパーティは元々カジュアルなバッグなので、ピコタン以上に、明るく鮮やかなカラーも人気を集める傾向があります。

    エルメスの象徴的なカラーである鮮やかな「オレンジ」や、爽やかなライトブルーでデニムとの相性も抜群な「ブルージーン」などは、コーディネートの主役にもなれる存在感があります。

    持っているだけで気分が明るくなりそうですね。

    また、バッグ本体とハンドル(持ち手)や縁取りの色が異なる「ツートンカラー」(バイカラー)のモデルも展開されており、さりげなく個性を演出したい方におすすめです。

    例えば、ブラック×エクリュ(生成り)や、ネイビー×ブラックなど、シックな組み合わせも人気です。

    人気色から見えること

    ピコタンとガーデンパーティ、どちらのバッグでも「エトゥープ」「ノワール」「ゴールド」といった色が共通して人気を集めているのは興味深いですね。

    これは、これらの色が単に美しいだけでなく、

    1. エルメスというブランドを象徴する定番カラーであること
    2. 非常に汎用性が高く、どんな服装やシーンにも合わせやすいこと
    3. 流行に左右されにくい「タイムレス」な魅力を持っていること

    といった理由からでしょう。

    コーディネートに悩む必要が少なく、結果的に長く、頻繁に愛用できるという安心感があります。

    特に初めてエルメスのバッグを購入する方にとっては、「失敗が少なく、後悔しにくい選択肢」として選ばれやすいのかもしれません。

    一方で、ガーデンパーティの方が、ピコタンに比べて「オレンジ」や「ブルージーン」といった、より鮮やかで明るい色が人気色として挙げられやすい傾向が見られます。

    これは、ガーデンパーティが持つ元々のカジュアルな特性と関係があると考えられます。

    特にキャンバス素材は、レザーに比べて鮮やかな色がよりきれいに表現されやすく、また価格帯もオールレザーよりは抑えめなため、少し冒険的な色にも挑戦しやすいのかもしれません。

    「普段使いのバッグだからこそ、明るい色で楽しみたい」という気持ちの表れとも言えそうです。

    ピコタンは基本的に上質なレザー素材で作られており、そのデザインからも、より上品さや落ち着き、エレガントさを求める方が多い可能性があります。

    そのため、ガーデンパーティでは、ファッションのアクセントとして、明るい色を積極的に楽しむというスタイルが、より一般的になっているのかもしれませんね。

    結局ピコタンとガーデンパーティどっちを選ぶのが正解?

    ガーデンパーティ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
    ガーデンパーティ 内側サブ収納部(ファスナーあり)写真
    ガーデンパーティ

    ピコタンとガーデンパーティ、それぞれの良い点、そして少し気になるかもしれない点を整理し、価格や将来的な価値(資産価値)も考慮に入れながら、あなたにとってどっちがベストな選択なのかを考えていきましょう。

    ピコタンのメリット・デメリット

    まずは、ピコタンの魅力と、知っておきたい注意点です。

    メリット
    • 他にはない、コロンとした丸みのあるフォルムがとにかく可愛い!デザイン性が高い。
    • トリヨンクレマンスなど、上質な革の豊かな質感としっとりとした手触りを楽しめる。
    • 見た目はコンパクトでも、マチが広いので意外と収納力がある(特にMMサイズ)。
    • エルメスのレザーバッグの中では、比較的軽い方である。
    • 主張しすぎないシンプルなデザインと、バーキンなどに比べると比較的手頃な価格帯から、ファーストエルメスとしても選びやすい。
    • 非常に人気が高く入手困難なため、所有する満足感がある。
    • 人気色・サイズであれば、将来的に手放す際に、購入価格に近い、あるいはそれ以上の価格で売れる可能性があり、資産価値もある程度期待できる。
    デメリット
    • 開口部が広く、カデナ(南京錠)を閉めないと中身が見えやすいため、防犯面で少し不安を感じる人もいる。
    • 内部に仕切りがないため、荷物が整理しにくく、バッグの中で混ざりやすい(バッグインバッグ推奨)。
    • 主流のトリヨンクレマンス素材は柔らかいため、使っていくうちに型崩れしやすい。自立しにくくなることも。
    • 基本的にハンドルを手で持つスタイルなので、両手が塞がってしまう。肩掛けはできない。
    • 正規店での入手が非常に困難。「欲しい」と思っても、すぐには買えない可能性が高い。
    • 街中で似たデザインの安価なバッグ(いわゆるピコタン風)をよく見かけるため、それを気にする人もいる。

    ガーデンパーティのメリット・デメリット

    次に、ガーデンパーティの魅力と、注意点です。

    メリット
    • 抜群の収納力。荷物をざっくりたくさん入れられ、出し入れも非常にしやすい。
    • シンプルで飽きが来ず、流行に左右されない、タイムレスなデザイン。
    • 特にキャンバス素材は丈夫で傷や汚れに強く、日常使いで気兼ねなく使える。
    • TPMからGMまでサイズ展開が豊富で、自分のライフスタイルに合うサイズを選べる。
    • 素材も軽やかなキャンバスと上品なオールレザーから選べる。
    • エルメスのバッグの中では、比較的価格が手頃(特にキャンバス素材)。中古市場でも見つけやすい。
    • 男女兼用で使える、ユニセックスなデザイン。パートナーとの共有も可能。
    • PMサイズ以上なら肩掛けも可能(服装による)。
    デメリット
    • 特にキャンバス素材の場合、カジュアルな印象が強い。フォーマルな場面には不向き。
    • 人によっては、デザインがシンプルすぎて、少し物足りなく感じる可能性がある。
    • ピコタンほどの高い資産価値は、一般的に期待しにくい。(もちろん、エルメスなので価値がゼロになるわけではない)

    資産価値

    将来的にバッグを手放す可能性も考えると、資産価値(リセールバリュー)も気になるところですよね。

    ピコタンロックは、特に人気色(エトゥープ、ノワール、ゴールドなど)のPMサイズやMMサイズにおいて、非常に需要が高い状態が続いています。

    そのため、購入時の状態を良好に保っていれば、中古市場で定価に近い価格、あるいは条件によっては定価を上回る価格で売却できる可能性があり、資産価値は比較的高いと言えるでしょう。

    「買って損しにくい」バッグと言えるかもしれません。

    一方、ガーデンパーティは、中古市場では一般的に定価を下回る価格で取引されることが多いため、ピコタンほどの資産価値を期待するのは難しいかもしれません。

    もちろん、エルメスの製品は元々品質が高く、丁寧に作られているため、適切にメンテナンスすれば長く愛用できますし、中古市場でも一定の需要はあります。

    しかし、ガーデンパーティの価値は、売却時の価格よりも、むしろその実用性や耐久性、日常での使いやすさそのものにある、と考える方が自然かもしれません。

    ここまで様々な角度から比較してきましたが、最終的に「どっち」を選ぶかは、あなた自身の価値観とライフスタイルにかかっています。

    どちらが絶対的に優れている、というわけではありません。

    以下の点を改めて自分に問いかけてみると、答えが見えてくるかもしれません。

    • 普段の荷物の量はどれくらいですか? → 多いならガーデンパーティ、少ないならピコタンが候補に。
    • 主にどんな場面でバッグを使いたいですか? → 通勤・通学にも使いたいならガーデンパーティPM、休日のお出かけがメインならピコタンも素敵。マザーズバッグならガーデンパーティMM/GMも。
    • デザインの好みはどちらですか? → 可愛らしくフェミニンなピコタン、シンプルで実用的なガーデンパーティ。直感的に「可愛い!」「好き!」と思える方を選ぶのも大切です。
    • 予算はどれくらいを考えていますか? → 新品にこだわるか、中古も視野に入れるか。素材による価格差も考慮しましょう。
    • 「使い勝手」で譲れないポイントはありますか? → バッグの開閉方法(ボタンかベルトか)、中身の整理のしやすさ、肩掛けできるかどうか、重さなど。
    • 将来的な資産価値も重視しますか? → それとも、日々の使いやすさや、今の自分の「好き」を優先しますか?

    ピコタンとガーデンパーティの選択は、多くの場合、「ファッション性や持つことの特別感(ピコタン)」と、「日常的な実用性や汎用性の高さ(ガーデンパーティ)」のどちらをより重視するか、というトレードオフ(何かを得るためには何かを諦めること)になるかもしれません。

    ピコタンは、そのユニークなデザインと、手に入れるのが難しいという希少性から、所有すること自体にファッション性や、ある種のステータスを感じさせてくれるバッグと言えます。

    「憧れのピコタンを持てた!」という喜びも大きいでしょう。

    一方、ガーデンパーティは、その圧倒的な収納力、丈夫さ、シーンを選ばない使いやすさといった実用面での評価が非常に高いバッグ。

    「エルメスだけど、普段使いでガンガン使える」という頼もしさがあります。

    もちろん、ピコタンも実用的な側面を持ち、ガーデンパーティもお洒落なバッグですが、どちらの側面がより際立っているか、という点で、あなたの選択の軸が見えてくるでしょう。

    資産価値の差も、この傾向をある意味で裏付けていると言えますね。

    ただし、それぞれのデメリットとして挙げられる点(例えば、ピコタンの防犯面での心配や、ガーデンパーティのカジュアルすぎる印象)は、工夫次第である程度カバーすることが可能です。

    • ピコタンには、市販のバッグインバッグやオーガナイザーを利用すれば、中身をすっきりと整理でき、防犯性も高めることができます。フェルト素材などでできた、ピコタン専用のインナーバッグも人気です。
    • ガーデンパーティ(特にキャンバス素材)も、オールレザーのモデルを選べばぐっと上品になりますし、キャンバス素材でもハンドルにツイリーを巻くだけで、ぐっとエレガントな印象に変えることができます。

    ですから、デメリットだけを見て「これは私には合わないかも…」と諦めるのではなく、そうした対策や工夫も含めて、総合的にどちらが自分に合っているかを判断することが大切です。

    まとめ:ピコタンとガーデンパーティを徹底比較して見えてきた選び方のポイント

    ガーデンパーティ 正面写真
    ガーデンパーティ 正面写真
    ガーデンパーティ

    記事のポイントのまとめです。

    • ピコタンはキューブ型の可愛らしいフォルムが特徴
    • ガーデンパーティは直線的でシンプルな台形トートデザイン
    • ピコタンは上質なレザー素材が中心で質感重視の人に向く
    • ガーデンパーティはキャンバスとレザーのコンビ素材もあり軽快
    • ピコタンは主にPMとMMの2サイズ展開で選びやすい
    • ガーデンパーティはTPMからGMまでサイズが豊富
    • ピコタンは開口部が大きく荷物の出し入れがしやすい
    • ガーデンパーティは収納力と機能性を兼ね備えた実用派向け
    • ピコタンは防犯性がやや低めでバッグインバッグの活用が推奨される
    • ガーデンパーティは肩掛けが可能なサイズもあり持ち運びに便利
    • ピコタンはツイリーやチャームのアレンジで個性を演出しやすい
    • ガーデンパーティはシンプルな分ツイリーとの相性が良い
    • ピコタンは希少性が高く資産価値が期待できるモデル
    • ガーデンパーティは中古市場での入手が比較的しやすい
    • 購入時はライフスタイルと使用シーンに合ったサイズと素材選びが重要

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