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ピコタンは入学式のバッグにふさわしい?後悔しない選び方とマナー、おすすめ代替案まで徹底解説!

    入学式にピコタンを持参している女性

    入学式はお子様にとって人生の節目となる大切な行事であり、保護者としての装いも慎重に選びたいものです。

    中でもバッグは、フォーマル感や場の雰囲気に大きく影響するアイテムの一つです。

    「エルメスのピコタンを入学式に持っていっても大丈夫?」と悩む方は少なくありません。

    本記事では、ピコタンが入学式というフォーマルな場に適しているのかどうかを、デザインやマナーの観点から詳しく解説します。

    また、入学式にふさわしいとされるエルメスのバッグ、たとえばバーキン・ケリー・ボリードについても、それぞれの特長やおすすめポイントを比較しながらご紹介します。

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    当記事のここがポイント
    • ピコタンが入学式に不向きとされる具体的な理由
    • 入学式にふさわしいバッグのマナーと選び方
    • 実際にピコタンを使った人のリアルな体験や声
    • 他のエルメスバッグ(バーキン・ケリー・ボリード)の適性

    目次

    入学式にピコタンは不向き

    なぜ「ピコタンは入学式に不向き」と言われるの?その理由を徹底解説

    ピコタン ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ピコタン ハンドル写真 ハンドル(U向き)写真
    ピコタン

    理由1:デザインがカジュアルすぎる?

    ピコタンの魅力といえば、あのコロンとした愛らしいバケツ型フォルムですよね。

    ピコタン(廃盤) の写真 <8枚>

    しかし、この形こそが、フォーマルな場ではカジュアルに見えてしまう一因なのです。

    ピコタンのデザインは、もともと馬にあげる飼い葉を入れるための袋(フランスの古い言葉で”ピコタン”)から着想を得ています。

    つまり、ルーツをたどると、とても実用的で日常的なアイテムがベースになっているわけです。

    エルメス公式サイトでも「切りっぱなしの縁」といった表現が使われるように、そのデザインにはどこかリラックスした、力の抜けた雰囲気が漂います。

    一方、入学式のような式典で推奨されるのは、もっと「かっちり」とした、フォーマル感のあるデザインのバッグ。

    ピコタンの持つ柔らかな雰囲気は、残念ながらこの「かっちり感」とは少し方向性が異なるため、「カジュアルすぎるのでは?」という意見が出てくるのです。

    理由2:口が開いているのはマナー違反?

    ピコタン、特に「ピコタンロック」は、バッグの口をレザーストラップとカデナ(南京錠)で留めるデザインが特徴。

    ピコタンロック の写真 <8枚>

    これがアクセントになって可愛いのですが、完全に口が閉じるわけではありません。

    フォーマルな場でのバッグマナーとして、実は「バッグの中身が見えないようにする」という暗黙のルールがあります。

    これは、防犯上の理由だけでなく、見た目のきちんと感、フォーマル感を保つためでもあります。

    ハンカチなどで中身を覆う、という方法もありますが、それはあくまで応急処置的なもの。

    最初から蓋(フラップ)やファスナーでしっかりと口が閉じるデザインのバッグを選ぶのが、よりスマートで正式なマナーとされています。

    ピコタンの開いた口は、この点でもフォーマルな場には少し不向きと判断されやすいポイントになります。

    理由3:くたっとした形はフォーマルじゃない?

    ピコタンによく使われる「トリヨン・クレマンス」などのレザーは、とても柔らかく、くたっとした質感が魅力。

    荷物を入れるとその重みで自然なフォルムが生まれるのも、ピコタンならではの味わいでしょう。

    しかし、フォーマルバッグの理想とされるのは、床や椅子に置いたときに、形を保ったまま「自立する」タイプ。

    ピコタンの柔らかな素材と構造は、中に何も入っていない状態や、置き方によっては、この「自立」が難しい場合があります。

    式典会場では、バッグを膝の上や足元に置く場面も考えられます。

    そんなときに、くたっとしてしまうバッグよりは、シャキッと自立するバッグの方が、所作も美しく見え、フォーマルな印象を与えます。

    理由4:憧れブランドだけど…目立ちすぎる?

    「エルメスを持っている」ということは、それだけで周りの注目を集める可能性があります。

    もちろん、エルメスのロゴ自体は控えめですが、ピコタンのあの特徴的なフォルムは、ファッションに詳しい人ならすぐに「エルメスのピコタンだ」と分かります。

    入学式の主役は、あくまでもお子様。

    親御様の装いは、品格を保ちつつも、悪目立ちせず、控えめであることが良しとされます。

    特に、伝統を重んじる学校や、周りの雰囲気に敏感な環境では、「あの人、エルメスのバッグだ」と注目されること自体が、少し気まずい状況を生む可能性もゼロではありません。

    「せっかくのエルメスなのに、なんだか気が引ける…」「周りの視線が気になる…」そんな思いをするくらいなら、最初からもっと控えめで場に馴染むバッグを選んだ方が、心穏やかにお祝いに集中できるかもしれません。

    実際に、学校行事に目立つ高級バッグを持っていって、気まずい思いをした、という声も聞かれます。

    このように見てくると、ピコタンの持つ魅力的な特徴が、皮肉にも入学式というフォーマルな場では、マイナスに捉えられがちな側面があることがお分かりいただけるかと思います。

    そもそも入学式のバッグマナーって?基本をおさらい!

    ボリード 1923 背面写真
    ボリード 1923 背面写真
    ボリード 1923

    では、具体的に入学式ではどのようなバッグが「ふさわしい」とされるのでしょうか。

    ここで、一般的な入学式のバッグマナーの基本を押さえておきましょう。

    これを知っておけば、ピコタンだけでなく、他のバッグを選ぶ際にも役立ちますよ。

    主役は子ども!親は「控えめエレガンス」でサポート

    大前提として、入学式の主役はお子様。

    親御様、特にお母様の服装や持ち物は、お子様の門出を祝う気持ちを表しつつも、決して華美になりすぎず、上品で控えめであることが大切。

    悪目立ちせず、全体の調和を大切にする「控えめなエレガンス」を心がけましょう。

    色選びの基本:黒・紺・ベージュ・グレーが安心

    入学式のバッグとして最も推奨される色は、ブラック(黒)、ネイビー(紺)、ベージュ、グレーといった、落ち着いたベーシックカラーです。

    • ブラック、ネイビー:厳粛な雰囲気にもマッチし、最もフォーマル度が高いとされる色です。どんな色のスーツにも合わせやすい万能カラーでもあります。ただし、全身黒ずくめだとお悔やみの場のようになってしまう可能性もあるため、バッグや小物で少しだけ明るさを加えるなどの工夫があると良いでしょう。
    • ベージュ、ライトグレー:春らしい明るい色のスーツ(例えば、淡いピンクや水色、白など)と合わせると、全体が重くなりすぎず、柔らかな印象になります。お祝いの気持ちも表現しやすいですね。

    逆に、赤や黄色、ショッキングピンクなどの鮮やかなビビッドカラーや、大きな柄物、アニマル柄などは、場の雰囲気にそぐわず、悪目立ちしてしまう可能性が高いので避けるのが無難です。

    なぜこのような控えめな色が好まれるかというと、フォーマルな集団行事では、個人の突出を避け、全体の「和」を重んじるという日本文化の考え方が根底にあるとも言われています。

    素材選びのポイント:やっぱり革?避けるべき素材は?

    素材も、バッグの印象を大きく左右する要素です。

    • 最も理想的:上質な本革(牛革など)。フォーマル感があり、きちんと手入れすれば長く使えるため、式典の場にふさわしい品格を与えてくれます。
    • 許容範囲:質の良い合成皮革、フォーマル用に作られた布製バッグ(サテンなど光沢が上品なもの)。
    • 避けるべき素材:明らかにカジュアルな素材(キャンバス地、ビニール、普段使いのナイロンなど)。また、日中のフォーマルな場にはふさわしくないとされる素材、例えばファー素材、爬虫類系の型押しではないリアルなアニマル柄(パイソン、クロコダイルなど)、キラキラしすぎるエナメル素材なども避けた方が良いでしょう。

    金具については、お祝いの場なので、控えめなゴールドやシルバーであれば問題ありません。

    ただし、あまりにも大きくてブランドロゴが目立つものなどは、避けた方が無難かもしれません。

    大きさはどれくらい?:小さい方がエレガント?A4書類はどうする?

    理想とされるのは、比較的小ぶりで上品なサイズのハンドバッグ。

    大きすぎるバッグは、どうしてもカジュアルな印象を与えがちですし、式典会場で隣の席の方の邪魔になってしまう可能性もあります。

    「でも、入学式って書類とかスリッパとか、意外と荷物が多くなるんじゃ…?」

    そうなんです。

    その通りです。

    学校から配布される書類がA4サイズだったり、体育館での式典のためにスリッパを持参したりと、何かと荷物が増えがちですよね。

    そこで活躍するのが「サブバッグ」です。

    多くのマナー情報で推奨されているのが、メインのハンドバッグはあくまで小ぶりでエレガントなものを選び、書類やスリッパなどは、黒や紺の無地でシンプルなデザインの、折り畳み可能なサブバッグに入れて持参するという方法です。

    この「サブバッグ活用術」は、メインバッグのフォーマルな見た目を保ちつつ、実用的なニーズにも応えるための、とてもスマートな解決策と言えます。

    必要なものをきちんと管理している、という点も、きちんとした印象を与える要素になります。

    形とデザイン:かっちり系がおすすめ?蓋はあったほうがいい?

    • 形:前述の通り、床や椅子に置いたときに自立するような、ある程度かっちりとした箱型や台形のシルエットが理想的です。
    • デザイン:流行に左右されない、クラシックでシンプルなデザインが基本です。過度な装飾(大きなリボンやフリル、スタッズなど)や、一目でブランド名が分かるような大きなロゴが付いているものは避けましょう。
    • 開閉部分:中身が見えないように、蓋(フラップ)やファスナーでしっかりと閉じられるタイプを選びましょう。これはマナーであると同時に、防犯面でも安心です。
    • 持ち手:肩にかけられる短いストラップが付いているものも便利ですが、基本は手で持つタイプのトップハンドルが最もフォーマルとされています。斜めがけできるような長いショルダーストラップや、カジュアルな印象のクロスボディスタイルは、入学式にはふさわしくありません。

    さて、これらの入学式のバッグマナーに、ピコタンはどれくらい当てはまるでしょうか?改めて考えてみると、やはり「カジュアルなデザイン」「開いた口」「柔らかい素材(自立しにくい場合がある)」といった点が、一般的なフォーマルマナーとは少し異なることが分かりますね。

    みんなはどうしてる?ピコタンを入学式に持っていった人のリアルな声

    ピコタン パイピング部写真
    ピコタン パイピング部写真
    ピコタン

    とはいえ、理論上のマナーと実際の状況は違うこともありますよね。

    「実際に入学式にピコタンを持っていった人はいるの?」「持っていったら、やっぱり浮いちゃった?」など、リアルな声が気になるところだと思います。

    ブログやSNS、掲示板などを見てみると、ピコタンを学校行事に持っていくかどうかについては、様々な意見や体験談が見られます。

    「持っていきました!」派の意見

    • 「ピコタンMMのエトゥープを入学式に持っていきました。スーツがネイビーだったので、色は馴染んでいたと思います。特に何も言われなかったし、周りにも素敵なバッグを持っている方はいましたよ。」
    • 「幼稚園の入園式だったので、そこまで厳格な雰囲気でもなく、黒のピコタンPMなら大丈夫かなと思って持っていきました。バッグインバッグで中身は見えないように工夫しました。」
    • 「自分の好きなバッグで行くのが一番!と思って、気にせずピコタンで行きました。後悔はしていません。」

    このように、実際にピコタンを入学式や入園式に持参し、特に問題なかった、あるいは自分自身は満足している、という声も存在します。

    色の選択(黒やエトゥープなど落ち着いた色を選ぶ)や、バッグインバッグを使うなどの工夫をしている方もいるようです。

    「やっぱりやめました…」「ちょっと後悔…」派の意見

    • 「入学式にピコタンを持っていこうか迷ったけど、先輩ママに相談したら『うーん、避けた方が無難かもね』と言われたので、結局普通のフォーマルバッグにしました。」
    • 「ピコタンで入学式に行ったら、周りはカチッとしたバッグの人ばかりで、なんとなく自分だけカジュアルな気がして落ち着きませんでした。写真を見返しても、ちょっと浮いてるかも…。」
    • 「保護者会にピコタンを持っていったら、同じような『ピコタン風』のバッグを持っている人がいて、なんだか本物を持っているのが気まずくなってしまった…。」
    • 「入学式ではないですが、授業参観にピコタンで行ったら、他のママから『素敵なバッグですね~、エルメスですか?』と大きな声で言われてしまい、注目を集めてしまって恥ずかしかった。」

    一方で、やはり場の雰囲気を考えてピコタンを避けた、あるいは持っていったものの、周りの目が気になったり、少し場違いな感じがして後悔したりした、という声も少なくありません。

    特に、他の保護者が持っているバッグと比べて、自分のピコタンがカジュアルに見えてしまったり、逆に高級ブランドであることが目立ってしまったりすることに、気まずさを感じるケースがあるようです。

    これらのリアルな声を見ると、ピコタンを入学式に持っていくかどうかは、個人の価値観や周りの環境によって判断が分かれる、非常にデリケートな問題であることがうかがえます。

    ただ、少しでも「周りの目が気になるかも」「浮いてしまったら嫌だな」という不安があるのであれば、無理にピコタンを選ぶのではなく、より安心して持てる、フォーマルな場に適したバッグを選ぶ方が、心穏やかに式典に臨めるのではないでしょうか。

    学校によって違う?公立と私立、幼稚園と小学校でのバッグ選び

    ボリード 1923 内側サブ収納部写真
    ボリード 1923 内側サブ収納部写真
    ボリード 1923

    「うちの子が通うのは公立小学校だから、そんなに厳しくないかも?」

    「名門私立だと、やっぱりピコタンは避けた方がいいのかな?」

    学校の種類によって、求められる服装や持ち物のマナーに違いがあるのかどうかも、気になるところですよね。

    基本的なマナーは共通

    まず大前提として、前述したような入学式の服装やバッグに関する基本的なマナー(控えめな色、シンプルなデザイン、フォーマルな素材など)は、学校が公立か私立か、幼稚園か小学校かといった種別に関わらず、広く共通して求められるものと考えて良いでしょう。

    なぜなら、どの学校であっても、入学式はお子様の成長を祝う大切な「式典」であることに変わりはないからです。

    公立と私立のニュアンスの違い

    ただ、現実問題として、学校の雰囲気や保護者層によって、服装や持ち物に対する「空気感」のようなものに違いがある、と感じる方は多いようです。

    • 私立学校(特に歴史のある学校や、いわゆる名門校):伝統や格式を重んじる傾向が強く、服装規定などが比較的厳格である場合があります。保護者の服装に対しても、よりコンサバティブで質の高いものが求められる雰囲気があるかもしれません。このような環境では、ブランドのロゴが目立つものや、デザインがカジュアルなものは避け、非常にクラシックでフォーマルなスタイルを選ぶ方が、周りから浮くリスクは少ないと言えるでしょう。「〇〇小学校のお母様方は、皆さんネイビーのスーツに〇〇(特定のブランド)のバッグ、という暗黙のルールがある」といった話が聞かれることもあります。ピコタンのような、フォーマルかカジュアルか意見が分かれる可能性のあるバッグは、このような環境ではより慎重に判断する必要がありそうです。
    • 公立学校:私立に比べると、比較的自由でリラックスした雰囲気があると見なされることが多いです。服装も多様で、そこまで厳格なルールはないかもしれません。しかし、だからといって何でもOKというわけではありません。入学式という式典である以上、一定のフォーマリティは求められますし、地域や学校によっては、高級ブランド品に対して気まずさを感じる雰囲気が存在することもあります。「公立だからラフでいいや」と考えるのではなく、やはりTPOをわきまえた服装を心がけることが大切です。

    幼稚園と小中学校

    幼稚園の入園式は、小学校や中学校の入学式に比べると、ややアットホームで和やかな雰囲気があるかもしれません。

    服装も、少し明るい色を取り入れたり、柔らかい印象のスタイルを選んだりする方もいるでしょう。

    しかし、こちらもやはり「式典」です。

    基本的なフォーマルマナーは守る必要があります。

    結局どうすればいい?情報収集がカギ!

    このように、学校の種類によって多少のニュアンスの違いはあれど、基本的なマナーは共通しています。

    ピコタンが適切かどうかは、最終的にはその場の「空気」を読むことが重要になってきます。

    最も確実な方法は、入学予定の学校の雰囲気を事前にリサーチすることです。

    • 先輩ママに聞く:同じ幼稚園や保育園から同じ小学校に進学するママ友や、既にその学校にお子さんを通わせている先輩ママに、入学式の様子や服装の雰囲気について尋ねてみるのが一番リアルな情報が得られます。
    • 学校説明会や見学会で観察する:説明会などに参加する際に、他の保護者の服装や持ち物をさりげなく観察してみましょう。全体の雰囲気をつかむヒントになります。
    • 学校のウェブサイトや広報誌をチェックする:過去の入学式の写真などが掲載されている場合があります。写真に写っている保護者の服装が参考になるでしょう。

    こうした情報収集を通して、その学校の暗黙のドレスコードのようなものを把握し、自分の選ぶバッグがその場にふさわしいかどうかを判断するのが、最も後悔のない選択につながります。

    「郷に入っては郷に従え」ということわざがあるように、周りの雰囲気に合わせることも、円滑な学校生活を送る上での一つの知恵と言えるかもしれません。

    入学式でおすすめなエルメスのバッグ(ピコタン除く)とその他の学校行事

    バーキン、ケリー、ボリードがおすすめ!

    バーキン 刻印(スタンプ、型押し)写真
    バーキン 刻印(スタンプ、型押し)写真
    バーキン

    バーキン

    エルメスといえば「バーキン」を思い浮かべる方も多いでしょう。

    バーキン の写真 <9枚>

    その圧倒的な存在感とエレガンスは、多くの人の憧れ。

    実は、選び方と持ち方を工夫すれば、バーキンも入学式という特別な日によく似合うバッグなのです。

    その理由は、

    • 品格あるレザーと職人技が光るデザイン:上質な素材と洗練されたフォルムは、まさにエルメスならでは。シンプルで無駄のないデザインは、式典の場でもしっかりと存在感を放ちます。特に落ち着いた色(ブラック、ネイビー、エトゥープなど)を選べば、控えめでありながらも気品を感じさせてくれます。
    • しっかりと自立する構造:フォーマルバッグで重要視される「自立性」も、バーキンなら十分にクリア。床や椅子に置いたときの佇まいも美しく、所作を上品に見せてくれます。
    • 収納力と実用性のバランス:入学式では何かと荷物が増えがち。スリッパや書類などをスマートに収納できるバーキンは、見た目だけでなく機能面でも頼れる存在です。

    もちろん、バーキンの持ち方には少しコツがあります。

    フラップはきちんと閉じて、全体を引き締めるように持つことで、ぐっとフォーマルな印象に。

    サイズも、あまり大きすぎない25〜30サイズを選ぶとバランスよくまとまります。

    ケリー

    入学式のバッグとして、エルメスの中で最もふさわしいと名前が挙がることが多いのが「ケリー」です。

    ケリー の写真 <10枚>

    その理由は、ケリーが持つエレガントでフォーマルな佇まいにあります。

    • かっちりとした台形フォルム:まさにフォーマルバッグの王道ともいえる、端正で美しいシルエットです。置いたときにもしっかりと自立します。
    • フラップ(蓋)と金具:バッグの口をしっかりと閉じられるフラップと、象徴的な回転式の留め具(トゥレ)、そしてクロアと呼ばれるレザーストラップが付いています。これにより、中身が見える心配がなく、セキュリティ面でも安心です。見た目にも非常にきちんと感があります。
    • シングルトップハンドル:手に持った時の姿が非常にエレガントです。ショルダーストラップも付属しているモデルが多いですが、式典では手持ちするのが基本です。
    • 内縫いと外縫い:ケリーには縫い方が2種類あります。「内縫い(Retourne)」は、革を内側で縫い合わせてからひっくり返す製法で、角に丸みがあり、やや柔らかな印象になります。「外縫い(Sellier)」は、革を外側で縫い合わせ、ステッチが見えるデザインです。より直線的でかっちりとした印象になり、フォーマル度は内縫いよりも高いとされています。入学式のような厳格な場には、特にこの「外縫い」のケリーが適していると言えるでしょう。
    • おすすめサイズ:エレガントに見え、かつ必要最低限の荷物(お財布、スマートフォン、ハンカチ、リップなど)が収まるサイズとして、25cm(ケリー25)や28cm(ケリー28)が人気です。
    • おすすめカラー:ブラック、ネイビー、エトゥープ(グレージュ系の人気色)、グレー系など、ベーシックで落ち着いた色が、入学式の装いには間違いありません。

    ケリーは、その気品ある佇まいで、入学式という特別な場にふさわしい品格を与えてくれます。

    まさに、自信を持ってハレの日を迎えられる、最高のパートナーとなってくれるでしょう。

    ボリード

    ケリーよりも少しだけリラックス感がありつつも、上品さを保っているのが「ボリード」です。

    ボリード(廃盤) の写真 <10枚>

    世界で初めてファスナーを採用したバッグとしても知られています。

    • 丸みを帯びたドーム型のフォルム:ケリーほどかっちりしていませんが、優しく上品な印象を与えます。
    • ファスナー開閉:バッグの口がファスナーで完全に閉じるため、中身が見えず安心感があります。防犯面でも優れていますね。
    • 2本のハンドルとショルダーストラップ:手持ちでも肩掛けでも使える実用性も兼ね備えています。
    • おすすめサイズ:ボリードも様々なサイズがありますが、入学式には27cmや31cmあたりがバランスが良いでしょう。
    • おすすめカラー:こちらもケリー同様、ブラック、ネイビー、エトゥープなどのベーシックカラーがおすすめです。

    ボリードは、ケリーほどの厳格さはありませんが、そのクラシックで上品なデザインは、入学式の場にも十分に通用します。

    ピコタンよりはフォーマル度が高く、ケリーよりは少しだけ普段使いもしやすい、というバランスの良さが魅力です。

    このように、カラー・サイズ・持ち方を意識すれば、バーキンも入学式にふさわしい、華やかさと品格を兼ね備えたバッグになります。

    ピコタンよりもフォーマル度が高く、ケリーやボリードと並んで選択肢に入れても十分価値のある一品です。

    入学式以外の学校行事で使えるバッグを比較

    ボリード 1923 ショルダーストラップ(バンドリエール)写真
    ボリード 1923 ショルダーストラップ(バンドリエール)写真
    ボリード 1923

    お子さんが学校に入ると、入学式以外にも様々な学校行事に参加する機会が増えますよね。

    保護者会、授業参観、運動会、PTA活動…。

    それぞれの場面で、どんなバッグを選べば良いのでしょうか?

    行事別バッグ合う合わない早見表

    行事名バーキンケリーボリードピコタン
    入学式×
    卒業式×
    保護者会・授業参観・学級懇談会・個人懇談(面談)
    PTA総会・PTA活動
    運動会(体育大会)×××
    文化祭・合唱コンクール
    進路説明会・修学旅行や校外学習の説明会
    部活動の大会・発表会の観覧
    引き取り訓練・防災訓練××××
    • ○:その場にふさわしく、安心して使える
    • △:シンプルな色・工夫次第ではOK(例:バッグインバッグ・控えめな装いとのバランス)
    • ×:TPOに合わず不向き、実用性や印象の面でおすすめできない

    卒業式

    卒業式は、入学式と同様に厳粛な式典。

    服装もバッグも、入学式と同じくフォーマルなものが基本となります。

    控えめな色、かっちりとしたデザインのハンドバッグが最も適しています。

    ピコタンは、やはり避けた方が無難でしょう。

    保護者会・授業参観・学級懇談会・個人懇談(面談)

    これらの行事は、式典ほどフォーマルではありませんが、先生や他の保護者の方々と顔を合わせる大切な機会。

    服装は「きれいめカジュアル」や「少しきちんとした普段着」くらいが目安でしょうか。

    バッグも、完全なフォーマルバッグである必要はありませんが、あまりにもカジュアルすぎるもの(大きなロゴのトートバッグ、派手な柄物など)は避けた方が良いでしょう。

    • A4サイズの書類が入ると便利:保護者会や懇談会では、資料が配布されることも多いです。A4ファイルが入るサイズの、少しきれいめなトートバッグや、かっちりめのショルダーバッグなどが便利です。
    • ピコタンMMサイズなら…?:もしピコタンを使うなら、これらの場面ならMMサイズ(22cm)あたりで、色は黒やエトゥープなど落ち着いたものであれば、許容範囲と考える人もいるかもしれません。ただし、やはり学校の雰囲気や周りの服装とのバランスを見て判断することが大切です。開口部が気になる場合は、バッグインバッグで整理整頓し、中身が見えないように工夫しましょう。

    PTA総会・PTA活動

    PTA総会は、保護者会などよりも少し改まった雰囲気があるかもしれません。

    役員などをされている場合は、よりきちんとした服装が求められることもあります。

    バッグも、それに合わせて少しフォーマル度を上げた方が良いでしょう。

    一方、PTAの委員会活動などで学校に行く場合は、作業内容によっては動きやすさが重視されることもあります。

    資料などを持ち運ぶことが多い場合は、A4サイズが入るトートバッグなどが実用的。

    活動内容に合わせて、TPOをわきまえたバッグを選びましょう。

    運動会(体育大会)

    運動会は、完全にカジュアルな場面。

    動きやすく、汚れても気にならない服装が基本ですよね。

    バッグも、両手が空くリュックサックや、斜めがけできるショルダーバッグ、大きなトートバッグなどが便利。

    貴重品は小さなポシェットに入れて身につけておくと安心ですね。

    ピコタンは、この場面にはあまり適していません。

    文化祭・合唱コンクール

    学校の雰囲気にもよりますが、比較的自由でカジュアルな雰囲気のことが多いでしょう。

    きれいめの普段着に合わせて、お気に入りのバッグで大丈夫。

    ただし、体育館などで行われる場合は、床に置く可能性も考えて、自立するタイプや、汚れが気にならない素材を選ぶと良いかもしれません。

    ピコタンも、普段使いの感覚で持っていける場面の一つと言えるでしょう。

    進路説明会・修学旅行や校外学習の説明会

    これらの説明会では、多くの資料が配布されることが予想されます。

    A4サイズの書類がしっかり入るバッグ、またはメインのバッグとは別に、シンプルなサブバッグを用意していくのが必須。

    メインバッグは、説明会会場(教室やホールなど)の雰囲気に合わせて、きれいめのものを選ぶと良いでしょう。

    部活動の大会・発表会の観覧

    応援に行くのか、観覧するのか、その場所(体育館、グラウンド、ホールなど)によって適切な服装やバッグは変わってきます。

    屋外であればカジュアルなスタイル、屋内であれば少しきれいめを意識するなど、状況に合わせて選びましょう。

    荷物が多くなりがちな場合は、やはりトートバッグなどが便利です。

    引き取り訓練・防災訓練

    動きやすさと安全が最優先される場面。

    両手が空くリュックやショルダーバッグが良いでしょう。

    貴重品は肌身離さず持てるように工夫が必要です。

    サブバッグの上手な選び方・使い方

    様々な学校行事で活躍するのが「サブバッグ」です。

    特に、入学式や卒業式、説明会など、書類やスリッパを持ち運ぶ必要があるけれど、メインバッグは小さくまとめたい、という場合に重宝します。

    • 色:黒や紺など、ベーシックで目立たない色を選びましょう。
    • デザイン:無地でシンプルなもの。ロゴなども入っていない方が無難です。
    • 素材:ナイロンやポリエステルなど、軽くて丈夫な素材が扱いやすいです。サテン地など、少し光沢のあるものを選ぶと、よりフォーマル感が出ます。
    • サイズ:A4ファイルが余裕で入るサイズが良いでしょう。マチがあると、スリッパなども入れやすいです。
    • 機能:使わないときは小さく折り畳めるタイプだと、メインバッグに入れて持ち運べて便利です。

    メインバッグとのバランスを見て、悪目立ちしない、あくまで「補助的」な役割のサブバッグを選ぶのがポイントです。

    このように、学校行事と一口に言っても、その内容によって求められる服装やバッグは様々。

    それぞれのTPOに合わせて、適切なバッグを選ぶことが、スマートな保護者としてのマナーと言えるでしょう。

    ピコタンも、式典以外の、もう少しカジュアルダウンした場面であれば、活躍の機会があるかもしれませんね。

    まとめ:ピコタンは入学式にふさわしい?ポイント

    ピコタン メイン収納部写真
    ピコタン メイン収納部写真
    ピコタン

    記事のポイントのまとめです。

    • ピコタンのバケツ型フォルムはカジュアルで式典には不向きとされる
    • 口が完全に閉じない構造がフォーマルマナーに反する場合がある
    • 柔らかい革素材が多く、自立しにくい点がフォーマル性に欠ける
    • エルメス特有の高級感が悪目立ちする可能性がある
    • 入学式の主役は子どもであり、親の装いは控えめが基本
    • 入学式には黒・紺・ベージュ・グレーといった落ち着いた色が望ましい
    • フォーマルな場では、蓋付きやファスナー付きのバッグが推奨される
    • 大きなロゴや派手な装飾があるバッグは避けるべき
    • A4サイズ対応はサブバッグでカバーするのがスマートな対応
    • 学校によってはブランドバッグに敏感な空気感がある
    • 公立と私立ではマナーに対する意識の違いが見られることがある
    • 幼稚園は比較的柔らかい雰囲気だが、式典である点は同じ
    • 実際にピコタンを使った人の声には賛否両論がある
    • フォーマルバッグの代表格としてはケリーやボリードが適している
    • 周囲の雰囲気や先輩ママの情報を参考にすることが重要

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